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CAPTAINの航海日記

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2011.01.29
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テーマ:たわごと(26629)
カテゴリ:カテゴリ未分類
二日ぶりの再開です(笑)
一昨日の日記では、福島県の卸売業充実の視点からは郡山市への一極集中化を促進した方が良いのではといった論調で結論へと至ってしまったのですが、正直、他の可能性もないのだろうかと思う次第です。
そこで、県内に明確なプライメイトシティが存在しない長野県と山口県の例を用いて、軽く検討してみたいと思います。
まずは、資料6をご覧ください。多極分散型の都市構成を有するにも関わらず、長野県、山口県ともに、福島県を上回る販売力係数をマークしているのがわかります。特に山口県は、販売力係数こそ長野県を下回りますが、東端の岩国市が広島市の、西端の下関市が福岡市や北九州市の、それぞれ経済圏に含まれているだけに、相当頑張っているのだなとの印象があります。
とりあえず、福島県を含めた各県の主要都市の卸売業年間商品販売額について、表として記載してみました。この表で把握できることを、箇条書きで記しておきます。

(1)長野県に関しては、長野市と松本市の二都市が突出しており二極集中的な構造になっている。また、上田市、諏訪市、伊那市といった県内の拠点都市も高い販売力係数を示している。
(2)山口県に関しては、先述の岩国、下関の両市こそ販売力係数が低いものの、県庁所在地の山口市が人口規模に比して意外に高い卸売業年間商品販売額や販売力係数を示している他、周南市(徳山市、新南陽市などが2003年に合併して成立)や宇部市も、販売力係数が高い。

まとめて言ってしまうと、県内トップの都市以外にも販売力係数の高い都市が複数存在し、県全体の販売力係数も押し上げる結果となっています。翻って福島県を見ると、両県とは逆に郡山、いわき、福島、会津若松の4都市とその他の都市の間との差がありすぎる点が、県全体の販売力係数を低下させている要因のひとつになっているような気がしてなりません。少なくとも白河、南相馬の拠点性が高い2都市及び重要港湾の相馬港を擁する相馬市に関しては、卸売業の振興策が図られるべきなのかなと考えます。
ただし、本宮市に関しては、福島市に迫る販売力係数をマークしています。この背景には、郡山市境に近い東北自動車道本宮IC付近に企業進出が相次いでいるという事情があるようです。郡山市と本宮市は一体の都市として見ていいかもしれません。
同様の傾向は長野、山口両県にも見られ、長野県では諏訪市と岡谷市に挟まれた下諏訪町や伊那市に接した南箕輪村が、山口県では周南市に接した下松市が、それぞれ高い販売力係数を示しています。流通・卸売機能を中心都市で独り占めせずに郊外に分散して広域的な発展を図ることも、ひょっとしたら福島県、特に郡山市に求められるべき施策なのかもしれません。南に接する須賀川市の販売力係数が低いので、東北自動車道須賀川IC周辺に郡山市の卸売機能をある程度移転させることも、検討していいのかなと思います。

また、余談になりますが、松本市を中心とした長野県中南部でちょくちょく話題に上る分県論も、同地域が卸売業の集積をそれなりに有しているという背景があるのではないかと愚考します。資料7として分県シュミレーションを作成してみたのですが、長野県が旧長野県と旧筑摩県の区域で人口、販売力係数ともキレイに二分され、しかも分県した後の各地域が他県と比べてもそれなりに対抗できるスケールを維持可能なのに対し、福島県は分県しようとしても郡山市を含まない側がかなり貧弱な陣容になってしまいます(福島市と郡山市を分けたからこそ資料7の結果にとどまったのであって、いわきや会津若松を中心に分県したとしたら、もっと貧弱な陣容になることは明白です)。だからこそ、弱い者同士で一致団結して知恵を出し合い、今後の難局を乗り切らねばならないはずなのですが…

販売力係数資料 卸売 2011.1.29_01.jpg
販売力係数資料 卸売 2011.1.29_02.jpg





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Last updated  2011.01.29 22:32:51
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