|
テーマ:日本の古典文学は面白い(90)
カテゴリ:早朝散歩
数日前のことになりますが、高校の古典の問題を解いていた際、「徒然草」の第52段、「仁和寺にある法師」の名で知られる文章を目にしました。仁和寺の法師が長年の懸案であった石清水八幡宮を参詣しに行ったにも拘らず、一番大事な本院が男山山上にあることを法師は知らなかったため、訪れることがなかった…という話。
中学校の教科書にも登場する文章なので高校の古典としては初歩的な文章ということになるのでしょうが、この文章、私が趣味としている散歩や街歩きでも、ちょっとした教訓として重宝していたりします。 私が歩きに行く街なんて観光ガイドにも載っていない所が大半で、本当に行き当たりばったりで歩いているのですが、だからこそ、歩いた街についてあらぬ誤解を抱いてしまうことがあったりするんですよね。3ヶ月前に上京した際も、大泉学園の街を初めて歩いたのですが、その印象は「23区内にしては街並みがショボい」というもの。ところが、帰宅後に地図で確認してみると、私が歩いた一帯はいわゆる駅裏。つまり私は、大泉学園の街をきちんと確認せずに「ショボい」なんて印象を勝手に作り上げていた訳でして…まったくお恥ずかしい限りです(苦笑) 街歩きにあたっては必要以上のガイドは必要がないと考える私ではありますが、帰宅後に街関連のサイトをネットで調べるなど事後フォローは割合しっかり行いますね。一応ブログを書いている身ですし、歩いた土地土地について誤った印象を公表するのは憚られるもので。 日本三大随筆(方丈記・徒然草・枕草子)【電子書籍】[ 吉田兼好 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.04 22:11:08
コメント(0) | コメントを書く
[早朝散歩] カテゴリの最新記事
|