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テーマ:たわごと(26728)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
このブログでも何度か書いたことがあるのですが、いわき市の県立高校の定員って、本当に「北高南低」の偏りが酷いです。
同市の地域別人口を確認すると、今年の8月1日現在推計で、下記の区分で南北にほぼ二分することが可能なんです。 【北部 168,414人】 (内訳) 平99,248人、内郷26,659人、四倉14,069人、小川6,599人、好間13,303人、三和2,762人、川前953人、久之浜・大久4,821人 【南部 172,167人】 (内訳) 小名浜83,162人、勿来48,535人、常磐33,886人、遠野5,157人、田人1,427人 ※各地域の大まかな配置はこちらを参照のこと。 ところが、市内にある県立高校の定員は、北部に大きく偏っています。今年度の入試での定員は、以下の通りでした。 【北部 1,520人】 (内訳) 磐城280人、磐城桜が丘・平工各240人、平商・いわき総合・いわき光洋各200人、好間・四倉各80人 【南部 1,000人】 (内訳) 湯本240人、勿来工200人、いわき海星・磐城農各160人、小名浜・勿来・遠野各80人 高校数こそ北部8校、南部7校で大きな差はありませんが、定員ベースでは北部と南部で約1.5倍の開きがあります。 しかも、学科別の定員を確認すると、 北部…普通科系学科880人、総合学科200人、職業系学科440人 南部…普通科系学科440人、総合学科0人、職業系学科560人 であり、特に普通科系学科の定員で2倍の差。 更に付け加えると、福島県教委では2023年度まで県立高校の再編計画を公表しており(参考)、それによると、2023年度におけるいわき市内の県立高校の定員は、 北部…普通科系学科880人、総合学科200人、職業系学科440人 南部…普通科系学科360人、総合学科0人、職業系学科480人 と、「南北格差」は拡大することになります。北部の定員は現状維持ですが、南部は湯本と遠野、いわき海星と小名浜がそれぞれ統合する他勿来工でも定員を減らすため、合計で160人の定員減少となります。 また、福島県教委の再編計画においては、各高校を「進学指導拠点校」「進学指導重点校」「キャリア指導推進校」「職業教育推進校」の4つに分類しており、2023年度におけるいわき市内の高校を分類すると、 【北部】 進学指導拠点校…磐城(定員合計280人) 進学指導重点校…磐城桜が丘、いわき光洋(定員合計440人) キャリア指導推進校…いわき総合、好間、四倉(定員合計360人) 職業教育推進校…平工、平商(定員合計440人) 【南部】 進学指導拠点校…なし 進学指導重点校…なし キャリア指導推進校…湯本・遠野統合校、勿来(定員合計320人) 職業教育推進校…いわき海星・小名浜統合校、勿来工、磐城農(定員合計520人) と、ここでも「南北格差」が浮き彫りに… それでも、いわき市南部の将来推計人口が大幅に減少する見込みであれば、百歩譲って我慢もできるでしょう。残念ながらいわき市の地域別の将来推計人口を予測した資料はネット上では見つけられませんでしたが、逆に過去に遡って2015年に実施された国勢調査における地域別人口がこちらの資料の7ページに掲載されていたので確認してみると、 【北部 174,531人】 (内訳) 平102,373人、内郷27,357人、四倉14,548人、小川6,869人、好間13,923人、三和3,081人、川前1,133人、久之浜・大久5,247人 【南部 174,813人】 (内訳) 小名浜82,999人、勿来49,619人、常磐34,993人、遠野5,569人、田人1,633人 先に紹介した今年8月1日現在の推計人口と比較すると、この4年弱で北部が6,117人(3.5%)も減少しているのに対し、南部は2,646人(1.5%)の減少に留まっており、この傾向が今後も継続するのであれば、いわき市南部の高校の定員および配置は北部に比べてかなり理不尽な状況下にあるばかりか、将来にわたって拡大する可能性が極めて高いと指摘せざるを得ません。 そこで提案なんですが、いわき市北部から南部に、進学指導重点校を1校、移転させてはいかがでしょうか? もう具体的な高校名をタイトルで書いてしまったのですが(苦笑)、北部の平地区、磐城高校の至近に校舎を有している磐城桜が丘高校をいわき市南部の交通上のハブである泉駅付近に移転させれば、南北間のバランスも幾分良くなると思うのですが… 目光の縄文干し お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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公明党の「まやま 祐一(まやま ゆういち)」が実現させる未来について、ご紹介させてください。 「子どもをやさしく包み込むいわき」 (教育・子育て) 幼児教育の無償化や奨学金制度の充実で教育費負担を大幅に軽減。 子どもをいじめや虐待、事故等から守るため学校と児童相談所等の関係機関の連携強化。 子育て世代の不安に寄り添う子育てワンストップ相談体制の構築。 「いのちを守り、暮らしに寄り添ういわき」 (福祉・防災) 救命救急医療体制の改善に取り組み、安心の救急医療を実現。 高齢者や障がい者が住み慣れた場所で安心して暮らし続けられる地域共生社会の実現。 災害から住民の命を守るために、防災・減災インフラ整備や災害情報の迅速化を推進。 「風評を乗り越え、活力わき立ついわき」 (産業・雇用・インフラ) イノベーション・コースト構想の推進で、新エネ・蓄電池等の新産業集積し地域活性化。 いわきの食や地域の魅力発信を強化。風評被害を払拭し、世界中から人々が訪れる観光復興。 浜通りと首都圏のアクセス向上のため、JR常磐線いわき~東京間1時間台を実現。 他にも、ブログやFaceBookを通じて詳細をご紹介しております。 https://mayama-yuichi.com/ よろしければ、応援、御投票をお願いいたします! (2019.11.09 18:12:30)
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