東日本大震災から10年の節目ということで、テレビでの特番等々、震災を振り返る企画がいろいろと続きますね。昨年来コロナ禍で忘れ去られた感があった震災ですけど、この節目をきっかけに多くの方が震災のことを振り返り、思い出してくれればな…と思います。
ですが、十年一昔とも申します。当時赤ん坊だった子がもう小学4年生になっている訳で、震災を知らない子供達は年々増加の一途。震災を「記憶」ではなく「歴史」として認識している世代に向けてどのようにメッセージを発していくかが、ひょっとしたら長期的な課題になってくるかもしれません。
具体的には、私たちの孫に対して震災をどのように伝えていくか。被災当時上の子は小学3年、下の子は小学1年でしたから当時の記憶は残っているには違いないでしょうが、体験を具体的に自分の子供に伝えることができるかどうかは未知数。そこで私たち世代の出番となる訳ですが、孫に伝える機会があるのならば、変に脚色したり感傷的になったりすることなく、それでいて震災という歴史がきちんと次代の記憶に残る形で、伝えていきたいものですね。
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