ＣＡＰＴＡＩＮの航海日記

ファイターズの新庄監督、もといビッグボスの就任会見、少しだけ観ました。現役を引退してからもう15年ですか…若い世代には彼の現役世代を知らない人も多いだろうし、是非とも彼らを巻き込んだ活躍を期待したいですね。その意味では、会見時のファッションや質疑応答のスタイルは「掴みはＯＫ」といったところでしょうか。
それにしても、新庄がチームのトップって…相当な博打ですよね。ところが、よくよく考えてみると、前任の栗山監督だって、就任時点ではプロの指導者としての経験が皆無。しかも現役引退から20年以上が経過していてその間キャスターや大学教授(！)を歴任していた訳ですから、相当な博打だった訳です。それが10年も采配を振るったんですよ！　ここ数年はＢクラスに低迷していたとはいえ、就任初年度の2012年にリーグ優勝、2016年には日本一に輝いたのだから、むしろファイターズのフロントの慧眼が光った人事と言えなくもありませんでした。そんなファイターズのフロントのお眼鏡にかなった訳ですから、新庄ビッグボスも結構やってくれるかもしれませんよ(笑)
監督人事に限らず、札幌移転後のファイターズは博打を打つのが好きな傾向にあります。移転直後の2005年に入団したダルビッシュ有だって当初は喫煙、パチンコの写真が撮られるなど素行の悪さで知られていたけれど日本での活躍を経てメジャーで今も現役として頑張っているし、それより何より大谷翔平！　二刀流でプレイさせようなんてファイターズじゃなければ思いつかなかったかもしれませんよね。彼もまた、二刀流を極めるとともに、メジャーを沸かせる大スターとして昇華していきました。
てか、札幌移籍初年度の2004に新庄選手を獲得したことがそれこそ博打ではないですか!!　数々のパフォーマンスを行いそちらの方が注目されがちでしたけど、前年までプレイしていたメジャーでの不振ぶりから一転して好成績を残したし、現役最終年となった2006年にファイターズが日本一に輝いたことは彼なしにはあり得なかったでしょう。
もっとも、ファイターズの博打には、今年引退した斎藤佑樹のように明らかに失敗した事例もあるし、こちらも今年退団した中田翔のように辛抱強く４番バッターとして育てたけれど素行が…という事例もあるのですが、そんなファイターズのスタイルは嫌いではありません。ワクワク感は確実にありますからね。
願わくば、新庄ビッグボスの就任がきっかけとなって、清宮幸太郎や吉田輝星といったいささか低迷している甲子園のヒーローがプロとして覚醒してくれればと。あるいは、他のスター候補生が現れるかもしれませんね。期待しています。

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