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テーマ:少子化について(96)
カテゴリ:企画モノ
福島県の少子化の状況は折に触れて当ブログで取り上げていますが、今回は、福島、郡山、いわきの3市における少子化について取り上げてみたいと思います。3市とも市のサイトで市内の地域別の人口統計を見ることができるのですが、市の近郊に「都市内過疎地域」とでも言うべき地域を抱えており、少子化もちょっとシャレにならない状況なんですよね。
とりあえず、昨年度(2022年4月1日~2022年3月31日)の出生数について、紹介します。 今回は郡山市から。 【郡山市】 郡山 680人 富田 239人 大槻 174人 安積 209人 三穂田 12人 逢瀬 9人 片平 29人 喜久田 96人 日和田 77人 富久山 290人 湖南 6人 熱海 21人 田村 77人 西田 19人 中田 9人 合計 1,947人 地域別にみると、三穂田、片平、湖南、熱海、西田、中田の少子化度合いが突出して酷いことがわかります。小中学校が義務教育学校化された湖南と西田、小学校が1校しかない片平を除けばいずれも小学校が複数あるのですが、恐らく統廃合は必至の情勢でしょう。また、中学校も、近隣の中学校との統合が検討されそうです。 いわき市もまた、同様の傾向がみられます。 【いわき市】 平 463人 小名浜 542人 勿来 266人 常磐 168人 内郷 125人 四倉 64人 遠野 11人 小川 10人 好間 76人 三和 5人 田人 4人 川前 0人 久之浜大久 17人 合計 1,751人 川前がなんと0人…それ以外にも遠野、小川、三和、田人、久之浜大久といった旧常磐五市以外の地域で、少子化傾向が強く出ています。三和と田人は小中学校が統合され事実上義務教育学校化が完了していますが、それ以外の地域でも、小中学校の統合が行政課題として俎上に載る可能性は極めて高いと思われます。 福島市については、次のエントリで。 過疎地域再生の戦略改訂版 地方創生から地域再生へ [ 中藤康俊 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.08 12:15:16
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