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カテゴリ:大好きな奈良
* 東大寺三昧堂、拝観後、手向山八幡を 通りぬけ急ぎ足で春日の杜にはいります。 興福寺東の国道169号はすぐそこというのに 杜にはいった途端、いっさいの音は遮断 されます。 手付かずの緑がかさなりあうために 空気はしんとして冷気を含みます。 つい神の山のもつ神秘性を考えてしまいます。 東大寺のすべてのお堂および春日大社は この季節は17時には閉門です。 なのにもう夕刻6時。春日大社の参道には 誰もいません。 まずいな~。 写真の空はまだ明るい色にみえますが、 実際は暮れなずんでいます。 人がいないのは怖いけれど、いきなり人が でてくるのはもっとこわいよ~ と、腰がひけるマムです。 * ささやきの小径は正式には‘禰宜の道’ といいます。これはマムの推論ですが、 春日大社におつとめの禰宜さんたちが 町に出るための近道としておつかいに なったのではないでしょうか。 ささやきの小径は‘春日大社二の鳥居’手前 右手の小道が入り口となります。 時間が遅いということもありマムちゃんは ‘神さまの散歩道’とも例えられる、 この道に五感を研ぎ澄ますというより、 早くとおりぬけようという気持ち ばかりがわきおこります。 この小径はゆっくり歩いて10分弱の 短さです・・・が、とっても長く感じて 山田~ ついてきてるかー いるかあぁあああぁ! ♪そこに わたしは いません 死んでんなんか いません~♪ ~千のか~ぜ~に~♪ ちがうでしょっ! そこへ、ガサガサという音がして ビエ~ あ~驚かせるんじゃない! バカっていいました。 神さんに向って。 と、怒って樹々をみあげると 睦みあうカラスがいて・・・ なぜだか、体全体に鳥肌がたって 急に恐ろしさがこみ上げてきて マムはいっきに走りだしたのでした。 下り道をかけおりるとそこは高畑です。 目のまえは、白樺派の‘志賀直哉の旧居’です。 17時までに行けば見学可能です。 志賀直哉旧居 杜をでるとそこは下界! いわゆる高級住宅街です。 志賀邸と平行して続く土塀の向こうは ‘たかばたけ茶論(サロン)’という ティーガーデンで昔から文人が お茶を飲みながら議論したところです。 勿論、現在も営業しています。 たかばたけ茶論 この土塀の道を抜け右にず~っとず~っと 行けば、昔の風情の残る‘奈良町’ に至るわけであります。 疲れたし、お腹ペコペコのマムであります。 * * ヴィータちゃんよりの情報 若い頃「ささやきの小径」を友人2人と通り 抜けたヴィータちゃんはとても怖い殿方に 出会ったそうです。だからマムのような 無謀なことはしてはいけません! 奈良漬け! その1 その2・興福寺 その3・東大寺大仏殿 その4・戒壇院 その5・二月堂(観音堂) その6・三月堂(法華堂)と四月堂(三昧堂) その7・ささやきの古径から志賀直哉旧居 その8・奈良の町を散策 その9・夜の興福寺 その10・朝の二月堂 その11・隠れ家と猿沢の池 その12・室生寺(上) その13・室生寺(下) その14・薬師寺にておわかれ もう行き倒れになりそだけど村上かるた。 ひ 非常口はあっち、そこは下駄箱 マム:マムはもうどうでもよくなった カプ作:ひえぇぇぇっ!と杜の木霊に腰抜かす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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