|
カテゴリ:京都
定朝(じょうちょう)作 平等院鳳凰堂 阿弥陀如来坐像 いろんなお仏像さんを拝観していると よく出てくる語句があります。 「定朝様式」ね。 大仏師定朝(じょうちょう)は 飛鳥時代より続いた大陸的な様式、 例えばアルカイックスマイルような 神秘的な容姿や呪術的なものから 脱却して、穏やかで親しみある 和のお仏像さんを造形した人なのね。 そのうえ寄せ木造りという技術を 考えだした人でもあるわけ。 この大仏師といわれる定朝の作品が 現存するのは平等院だけなわけです。 だからね、みなさんも平等院に 行かれたら、鳳凰堂ばかりに目を 奪われないで阿弥陀さんを目に あるいは心に刻んでね。 京都駅から快速で16分。 あっというまに宇治でっす。 瀧山寺とはうって変わった 雅の世界です。 お茶の香りかぐわしい、 婦女子好みのファンシーグッズ屋 だらけの参道をグヮシグヮシと 歩くマムは・・・相変わらず 可愛げがありません。 まっ、虫愛ずる姫君みたいなもんですね。 平等院 住所:京都府宇治市宇治蓮華116 電話:0774-21-2861 アクセス:JR奈良線で「宇治駅」下車、 東へ徒歩10分。 拝観料500円を払い池のまわりをそぞろ歩きます。 池からながめる鳳凰堂は優美にして がっしりとした堅牢な姿をしています。 しなやかで強い・・・ふっと哲学者シラーの 「真の美とは強靭きわみない」ものという 言葉を思い出す、ちょっと博学なマムね。 ウフフ。 さてミュージアムですっ。 あえて物申しますと、 なんで必要以上に館内を暗くするの! 佐川美術館の樂展示室もそうでしたが、 とっても見にくいのねぇ。 明るい自然光でみたいものです。 雲中供養菩薩 300円の別途拝観料をはらい阿弥陀堂へ。 定朝(じょうちょう)作の阿弥陀さまの 光背は輝き、それは天蓋にまでとどいています。 その天蓋は緻密なすかし彫をほどこされて 豪華絢爛です。 その下におわす阿弥陀さまは、 滋味あふるるお優しいお顔をされて まなざしはとおくを見ておいでのようです。 静かで空(くう)です。 マムは縁側にすわり拝観します。 極楽浄土はあるのだろうなあと 思ってしまいます。 11日 愛知・瀧山寺→宇治・平等院→京都・東寺→奈良・夜の興福寺 12日 奈良多武峰・談山神社→桜井・聖林寺→ 桜井・安倍文殊院→奈良・東大寺→佐紀路・海龍王寺 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[京都] カテゴリの最新記事
|