|
カテゴリ:京都
前回 興福寺国宝特別公開
気を取り直して再構築しました。 結局3時間近くかかりました。 疲れ果てました。 マム的ゆっくりと東大寺・興福寺を徘徊すもまだ12時。 ってことで、前々からお会いしたかった楊貴妃観音菩薩さま にいざ会わんと近鉄特急の人となるマム。どこで昼食を? 駅構内のスタバです。 ね、食べることに無頓着でしょっ。 2010年10月31日泉涌寺 大門 10月31日 午後1時45分 雨 御寺 泉 涌 寺 住所:京都市東山区泉涌寺山内町27 電話:075-561-1551 京都駅からタクシーだとワンメーター。 5分ほどで到着です。雨でなければ 京都駅から一駅の東福寺駅で下車して 歩くのですが・・・。かなり悔しいマム。 なにが? タクシー利用がっ。 楊貴妃観音堂 本当に5分で着いちゃうっ。近場なのに山の中です。 東山三十六峰の月輪山の坂道がすでに参道で塔頭寺院が ぽつぽつと左右にあらわれて大門にいたります。 大門を入るとすぐ左脇に小さな堂宇があります。 このお堂におわすのが、この泉涌寺のうりの観音さまです。 お堂に入っていると、あとから入って来たおばちゃんが、 お堂守さんにこうゆいました! 「楊貴妃堂はどこなん?」 おばちゃん、楊貴妃堂は、ここどすえ。 なんてマムは言いませんけど、堂守さんが 不機嫌そうに一言っ。 「けったいやなあ、ここやあ」。 そうですっ! この小さなお堂に、有名な、 といってもマムもみうらじゅんさんの 見仏記で知った楊貴妃観音菩薩さんが おいでなのです。 当然楊貴妃といわれるお方ですので、 わかりやすい美人です。 1255年に南宋よりおこしいただいた、 大陸生まれの菩薩様です。ちょっとエロティック ですね。インドのアジャンタ石窟寺院の壁画に まじっておいでのような感じです。 瞳は伏し目ですが、開いたらさぞエキゾティック なことでしょう。。。 宝冠がゴージャスです。 そしてお口まわりのひげっ。 みうらじゅん氏いわく、 「ひげはひげじゃん」。 入り口近くの壁に張り紙。 口元の曲線は慈悲を説かれる口の動きです。 おひげではありません。 ご丁寧に、先のおばちゃんが声を出して読んではります。 マムもみうらじゅんさん同様に、ひげはひげじゃんと 思うのでした。 この楊貴妃観音さんは立像のようでしょ。 実は座っておいでなんですよ。上半身に対して 下半身が薄い、ですね。 でね、あとでパンフレットの写真を見て、 しまったっ と、思ったわけです。 ホラ、よ~く見て。台座が凝ってるでしょ。 これ全然気がつかなかったの。 あ~、がっかり。こりゃあ、また行くようだわっ。 楊貴妃菩薩さんは1950年まで100年に1度の 公開だったそうです。現在はいつでも拝観可能です。 さて、御堂をでて坂をくだります。 面白いですね。大切な仏殿や舎利殿、本坊が すり鉢状の一番底に建てられています。 上からのぞくような構成ですが、かえって つりこまれていくような感じ、あるいは 吸い寄せられるような気を感じます。 これは計算ずくなのかしらん。 仏殿 この仏殿には伝運慶作といわれる阿弥陀、釈迦、弥勒三尊が おいでです。三尊は黄金に輝かれており、確かに運慶の 特徴である、分厚いボディとまあるいお顔をおもちで、 とても慈悲深いよいお像でした。 この仏殿は天井が異様に高くまるでドームのようです。 本当は天井に狩野探幽の龍が描かれているのですが、 高すぎてまったくマムの目にはみえませんでした。 「立派な御堂ですね。ドームみたい」と堂守さんに声をかけると とっても嬉しそうに顔をくずされました。 いかにも禅宗様式の建築です。 (鎌倉以降の建物) 窓から、やんちゃな一休さんがでてきそうでしょ。 こういう窓(花灯窓)は奈良にはあまりありません。 (東大寺の戒壇堂にあります)。 御座所 ↑こういう金飾りも、京都らしいね。 室町以降の建物ですね。 京都の人は、古い古いと自慢げだけど、 奈良はもっと古いのよ~。 奈良の人はもっと自慢しなさぁい! 本坊 本坊の玄関!? なんだろと思って行くと、アート展をやっていました。 それで、マムは敢て辛口になるんだけど、昨今のお寺さんの アートやら、音楽やらへの融合が嫌いなんですよ。 これってね、物凄い目利きのブレーンが必要なわけで、 そんな目利きのブレーンって、そうそういませんもの。 半端なアートをお寺にいれるのは嫌ですねえ。 薬師寺さんの講堂に仏足石と同列で米米CLUBの石井竜也氏の オブジェが展示されていた時は怒りを覚えてしまったマムです。 現在は展示されていませんが、マムは今も怒っています。 手水舎 テンプルカーテン まあ、とにかく雨がよくふること。。。 泉涌寺 仏殿 ブツブツ、てくてくと月輪山の御寺を あとに、、、稲荷神社に行くつもりだったけど この雨で気持がなえて、さあ、もうひと寺 まいりましょう か! つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[京都] カテゴリの最新記事
|