ノーズワークで遊ぼうね
選別を長い間していたクッキーなら 楽勝に出来るね心愛もこれなら すぐできるようになって 退屈な時間がなくなるね文章は松下裕子先生よりシェアさせていただきました"どんな犬でも楽しめる"理由とは? さて、この「ノーズワーク」、今までのドッグスポーツとはまったく違って、オスワリもマテも何もできなくても、高齢犬や障がいのある犬でも楽しむことができる、と冒頭で紹介した。だが、こんなことがうちの犬に本当にできるの!? と思うかもしれない。 なぜ、どんな犬にでも楽しめると言えるのか。 一つには、ノーズワーク中は、飼い主から犬に指示を出すことがないから。他のドッグスポーツや競技では、飼い主あるいはハンドラーが犬に指示を出し、犬がどれだけそれに忠実に従えるかがカギを握る。したがって、ドッグスポーツを始めるためには、まずは愛犬に基本のしつけをして関係性を築いてと、始めるまでのハードルが高く感じられることもあるだろう。 ところが、ノーズワークの場合、飼い主は犬に指示を出してはいけないことになっている。始める前も、「マテ」や「サガセ」などの指示語はなし(レベルが上がって外での種目などを行うようになってくると、「サーチ」などスタートの合図を付けることもある)。犬は、練習を通して自分でにおいを探すことを覚え、成長していく。犬の自主性を育て、生き生きとした姿を取り戻してもらうことが、ノーズワークの目的の一つなのだ。 もう一つは、嗅覚さえ使えればできるから。犬が高齢化したとき、嗅覚が衰えるのはいちばん最後と言われる。また、歩いてにおいを探すことは必要だが、高い運動能力は必要ない。高齢犬はもちろん、交通事故にあって、目も見えず足が1本ないコでも、ノーズワークはできたそうだ。