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カテゴリ:鹿島アントラーズ
本当に、変わるんだ…
鈴木満さんがディレクターを退任される発表があった。 1992年の創成期から、ジーコとともに鹿島を作り上げ、 1996年に初優勝してから、リーグ8回、カップ戦6回、天皇杯5回、ACL1回の合計20冠に尽力を尽くされた。 頂はいつも遠くに 鹿島が成功したのは、創成期にベースを作ったことで、迷った時には戻るべき場所があったこと、ベースをテンプレート化したことで、それをクラブ全体で共有していったこと、「献身、誠実、尊重」という理念(ジーコスピリット)を掲げたこと。これが腐っても鯛ではないが、4位という順位でもNGだとする位の強さがあった。 しかも、「99.9999%リーグ参入ができない」という所からのスタートなのに30年経過して、J屈指の強豪で、世界的には日本一有名なクラブとしている。それは2016年のあと一歩までいったCWC決勝戦での戦いぶりがあったからではあるが、あのジーコが育てたクラブとしての知名度もある。 そのジーコを陰なり日向なりで支えつつ、クラブの石杖を作ったのが満さんである。 でも、 頂はいつも遠くに だった。 30年目の変革で、次世代にその責を譲ることになった。 ここ5年国内の優勝はない。時代が変わり、それに対応しきれない期間ともいえる。 でも、 いつも、その変化にアジャストしてきたのも鹿島であり、満さんだった。 変わるべきところ、変わってはだめなところ… ビジョナリーカンパニー という概念が企業経営ではあるのだが、それをサッカークラブで日本で一番体現していた。 時代は常に変化を求められている。 そこにいかにアジャストしていくか。 それが変革の31年目に向けた、満さんの退任だった。 でも、 満さんの功績は、鹿島にとっては永遠に礎のように残るだろう。 それは鹿島だけにとどまらず、日本サッカー界にも語り継がれるべき功績だと思う。 お疲れ様でした。満さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.25 21:07:36
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