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森田理論学習のすすめ

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2014.08.31
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生活の発見誌2014年8月号の40ページより引用です。

茸狩り名人の石黒文一さんの毒キノコの見分け方の話が紹介されている。
いろいろ茸についての図鑑があっても実際にはアテにはならないそうです。
結局何にも頼らないで、最後には自分自身で体験する。
つまり食べてみなければわからないということです。
しかし食べても毒キノコだったら、生命にかかわります。

そこで石黒さんは、いい匂いだなと思えば持って帰るし、嫌な匂いだったら捨てるのだといわれます。
生命にかかわることを、五感の一つである匂いを信頼して決められているわけです。
普通の人だったら警戒して食べないキノコでも平気で食べることができるのです。

多分匂いという感覚が鋭いのかもしれません。
匂うという感覚を鍛え上げて鋭くされたのかもしれません。
いわば麻薬犬並の嗅覚を身につけられたのでしょう。
こういう例は障害者によく現れます。
世界的ピアニストの辻井伸行さんは目が見えませんが、聴力は高度に発達しています。
一度聴いた曲は正確に演奏できる能力があります。

普通我々人間は見ることが中心で、聞く、匂う、味わう、触れる、直感力などは、ともすると軽視しがちです。
そして人間の進化の過程で五感はどんどんと低下しているのかもしれません。

この文章を書かれた近藤章久氏は次のように言われています。
普通、五感を軽視して、頭の判断で決める場合はたいてい、そこに何らかの不安が残ったり、無理があったりするものです。
それというのも、損得の計算があったりするからです。
その点、内部感覚は生命と直結していますから、純粋で矛盾がなく、自然で統一されています。
ですから、それに従って決めると安心して確信が持てますので、悔いが残りません。
その結果、日常生活ものびのびと安心して、しかも生き生きと生きられるようになるのです。

この話から学ぶことは、人間にとって大切なのは五感で感じた感じだと思います。
五感を信頼する。五感を優先する。そこを出発点にして行動実践すれば間違いがないのです。
しかし、ともすれば理性で判断したことを出発点にしてしまいます。
理性というのは大脳の前頭前野です。価値判断、思考・思索の中枢です。
人間にとって大切なものです。

しかし、それがいつも前面に出ることはまずいいことです。
森田理論では理知本位といいます。それは思想の矛盾を招いてしまいます。
神経症などの葛藤を生み出す大きな原因となっている。
まずは森田理論で学習して自覚を深めていくことが大切だと思います。






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Last updated  2014.08.31 09:17:56
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