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森田理論学習のすすめ

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2022.04.22
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神経症の治療や森田理論の学習の中で、森田日記が導入されている。

森田日記は自分が書いた日記を治療者や先輩会員に見てもらうことになります。
そして生活指導、認知の誤りや行動上のアドバイスをいただきます。
アドバイスの内容は赤字で書かれています。
神経症の人にとって、普段の生活の相談に乗ってもらうことは心強いものです。
また先輩の日常実践から大きな刺激を受けることになります。
あんな先輩になりたいなと思えれば、森田日記に取り組んだかいがあります。
このアドバイスを活かすことが出来れば、神経症が治るのだという希望も持てます。

私が経験したのは、2週間分の日記を書いて郵送で先輩会員に送る。
3週目、4週目の日記は、それとは別の大学ノートに書く。
5週目、6週目は返却された大学ノートに書く。
ですから2冊の日記が隔週で交換されることになります。
それの繰り返しで3か月続きました。

先生や先輩会員にコメントをいただくので、1行おきに書きました。
それから、次の日の日記は余白を充分にとって書くか、次のページに書くようにしました。

日記は毎日書くのですが、日付、曜日、起床時間、就寝時間は必須です。
内容は日常生活の行動記録が中心になります。
その結果どんな気持ちになったか。どんな感情が湧き起こってきたのか。
行動した結果どんな風に状況が変わってきたのか。

頭の中であれこれ考えたことは書きません。
症状と格闘した経過についても書きません。
森田日記は自分の神経症の悩みをくわしく書くものではありません。
これは集談会でいえば体験交流の中で行うことです。
ただし、これは心がけだけでよいと思います。
どうしても出てくるものは仕方ありません。

実践・行動した結果、気が付いたことや新たな発見があればそれを書きます。
ポジティブな感情ばかりでなく、ネガティブな感情も出てきます。
ポジティブな実践や行動は、赤字で高く評価されますので、自信になります。
ネガティブな感情も無駄ではありません。
本人は実践しようと思っていたのにどうしても体が動かないこともあります。
これをもとにして、今後どのように対応していけばよいのか考えるきっかけになります。
これを日記に書くことで、自分では気づくことが出来なかった認知の誤りを教えてもらうことが出来ます。井の中の蛙が外に出るようなものです。

日記は長くても、大学ノート1枚に収まるのが限度です。
あまりにも長いのは、読む人の負担になります。
全く書いていない日があってもよいのですが、昼間は何らかの行動をとっているわけですから、日記の効果を上げるために真剣に取り組みましょう。

日記の効用として、たとえ神経症で苦しくても、日記指導を受けている間は日常茶飯事に取り組むことが出来ます。
今後の実践や行動のきっかけづくりになるのです。
症状を持っていても、日常茶飯事はこなしていけることが分かれば十分ということになります。これが呼び水となって、神経症のことで頭の中がいっぱいだったものが、少しでも生活の方に注意が向いてくることが肝心です。





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Last updated  2022.04.22 06:20:05
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森田生涯@ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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