カテゴリ:森田理論学習の進め方
生活の発見会の集談会に参加して良かったと思うことをまとめてみました。
1、集談会で他の人の活動内容の話に刺激を受けて、自分の生活が前向きに変化してきた。 2、今まで無知だった物の見方や考え方を学ぶことができた。 3、今までの自分の考え方がいかに間違っていたかということに気づくことができた。 1ですが、集談会に参加している人の趣味の広さには驚かされます。 絵画、俳句、旅行、楽器演奏、家庭菜園、陶芸、釣り、登山、ゴルフ、テニス、スノーボード、カラオケ、コンサート、絵手紙、書道、茶道、華道・・・。 また、資格試験などにも果敢に挑戦されています。 ボランティア活動にも積極的です。 料理、加工食品作りなどにも取り組んでおられます。 集談会や支部研修会などでは、ぜひともそれらを披露して参加者に刺激を与えるようにしたいものです。 興味や関心を持つ人が一人でもいれば、紹介したかいがあります。 参加者全員がそんな気持ちで情報を提供し合うことが大切になると思います。 神経質者は好奇心が強いのが特徴ですから、きっと大きな影響を受けるはずです。 2についてですが、森田理論の基礎を学習すれば、目からうろこのものの見方や考え方を学ぶことができます。大いに知識欲が刺激されます。 神経症にならなければ、こんな貴重な学習とは縁がなかったはずです。 参考書としては、生活の発見会が出している「森田理論学習の要点」があります。 次に、実践森田療法(北西憲二 講談社)あたりがお勧めです。 この本には巻末に森田適応者かどうかの診断表がついています。 それ以外にも優れた書籍が目白押しです。 「森田理論学習のすすめ方」というホームページで紹介していますので、ぜひご参照ください。 私は「これで納得!実践的森田理論学習」というテキストを自作しています。 私はこれをファイルして、余白に学習したことをどんどんつけ足しています。 このテキストの特徴は、基礎編の学習が終わった人に対して、第5章から第9章まで「森田理論全体像」の説明をしています。 森の中の1本1本の木を見ることも大切ですが、長らく学習してきて思うことは、森から離れて森全体を俯瞰する学習も必要だと思っています。 例えば、巨大迷路に入ってもなかなか出口にはたどり着けません。 ところがドローンや山の上から俯瞰すれば一目瞭然です。 私は森田理論全体像の学習を思いついてきたとき、目の前のもやもやが晴れて視界良好になったことを思い出します。 また、新しいものの見方、考え方を自分のものにするためには、自分一人で行うよりも、集団で学習する方が効果が上がります。 それから学んだことを単元ごとに、きちんとノートに整理することをお勧めします。自分の場合はどうなのかを考えながらまとめていくのです。 学んだ理論を実際に体験して検証してみると大きな効果があります。 3ですが、森田理論を学習していると、この考え方ははたして間違いないのだろうか疑問に思うことがあります。この疑問は大事にしたいものです。 こんな時は、まず自分のものの見方、考え方と森田理論で説明されているものの見方、考え方の違いについて明確にさせます。 それを集談会の学習仲間に質問してみることです。 次にとりあえず森田の言っていることを信用して、自分の生活で検証して本当に間違いないかどうかを確かめるようにするのです。 体験によって真偽のほどを確かめるということです。 この作業すると、気づき、発見、自覚が深まります。 さらに集談会の体験交流の場でその経過を話すようにするのです。 他の人の意見、アドバイスをもらってさらに確信・自覚が深まります。 私が神経症で苦しんだことは、神様が私に対して大きな問題を出されたのだと思います。その問題や課題をどう料理していくのか、かたずをのんで見守っておられるのではないでしょうか。 私は苦悩の真っただ中で、偶然に森田に出会いました。 それから40年近く森田とその学習仲間と付き合ってきました。 今思い返せば、エベレストやアコンカグアなどの山に挑戦するようなものだった。容易に答えが見つかるわけでもなく、葛藤や苦悩の連続でした。 でも人生をかけるだけの課題に巡り合ったことは幸せなことだったと思います。 仲間の支援を得ながら、その課題から逃げることなく今まで関わってきたことは、幸せ以外のなにものでもありませんでした。 残りの人生も森田とともに駆け抜けていきたいという気持ちでいっぱいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.27 23:39:32
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