カテゴリ:森田理論学習の進め方
私は37歳で森田理論に出会いました。
就職する前に森田理論を学習していたらと思うことがある。 高良武久先生のいわれる適応不安が少なくなるのではないか。 特に人間関係の持ち方、仕事に対する心構えがしっかり持てたのではないか。 森田理論は学校教育の中で選択科目として位置付ける必要があるのではないか。 特に神経質性格を持っている人や雑多な社会体験が不足している人は必須であると思う。さらに愛着障害、パーソナリティー障害を持っている人にも大いに役立つはずだ。 私が森田理論を学習して学んだことは次のようなことです。 人間関係・・・人間関係のコツは「不即不離」にある。 ・引っ付きすぎない、離れすぎない人間関係を心がければよい。 ・必要な時、必要に応じて、必要なだけが基本である。 ・どちらかに片寄るといずれ問題が出てくる。 ・自己主張する前に、相手の欲求や気持ちをよく聞くこと。 ・よく聞いて理解できたら、自分の欲求や気持ちを伝える。 ・食い違いがあれば対等の立場で妥協点を求めて話し合いを行う。 ・相手の言動を非難、否定しない。不平不満を言わない。 ・笑顔での挨拶を心がける。 ・葬式には必ず参列する。 ・相手のよい面を探して評価するようにする。 ・相手の親切に対しては感謝の気持ちを伝える。 ・相手の役立つことを見つけてお役立ち行動をとる。 仕事・・・仕事は人生の3分の1を占めているので、仕事が苦痛というのは、生きていくことが苦しくなる。 この問題の解決のヒントを森田からもらえました。 最初は上司の指示や命令で取り組むことになる。 最初はイヤイヤ仕方なくの仕事ぶりでも何ら問題はない。 この状態がいつまでも続くことが問題なのである。 それを打ち破るコツは、目の前の仕事に一心不乱に取り組むことである。 森田では物そのものになりきると言います。 特に雑仕事に丁寧に取り組むことが大切です。 そうすれば、仕事に追われるのではなく、仕事を追っていけるようになるというのが私の実感です。 その中から、問題や課題を見つけ出すことができるかどうかである。 すると改善点やアイデアや工夫が出てくるようになる。 つまり仕事に対する意欲が出てくる。取り組み方が変わってくる。 そこで頭を使えば、生産的、建設的、創造的な仕事になる。 結果としてこれが天職だったという気持ちになる。 仕事は他の人へのお役立ち行為である。 お客様の喜ぶ顔が見たいということを最終目的にすると、世の中で認められるよい仕事になる可能性が高まる。 仕事は自分と家族の生活を守る側面がある。 苦しいときは、基本的に月給鳥という鳥になってせっせと餌を運んでいく。 良好な人間関係を楽しむために仕事をしているわけではないという認識を持つ。 仕事にはミスや失敗はつきものである。 ミスや失敗をしたらごまかす、言い訳をすることはご法度である。 その事実を認めて早く報告する。そして早く事後処理にあたる。 ミスや失敗を数多く経験することは、決して無駄ではない。 自分という人間の器を大きくしてくれているのだと心得る。 神経質者が中間管理職になったら、マネージメントの基礎を学習して応用するようにする。ここでの怠慢は後々禍根を残して後悔することになる。 我流では部下の信頼は得られないことを肝に銘じておく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.07 06:37:46
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