カテゴリ:森田理論学習の進め方
集談会に初参加の人がいらっしゃる場合の注意点について考えてみました。
1、はじめて参加する時は勇気がいるものです。よくおいでくださいました。 抵抗はありませんでしたかと聞いてみる。 2、この会はどこでお知りになりましたかと聞いてみる。 3、どんな心の問題を抱えていらっしゃいますか。 差支えのない範囲で教えていただけますか。 4、相手が話した内容を繰り返す。 5、その内容で間違いないかどうか、相手に確認する。 6、相手は自分の心の問題に対して今までどのように対処してきたのか聞いてみる。 7、あるいはこれからどのように対応しようとしているのか。 8、森田療法に対するイメージはどんなものかあるのか聞いてみる。 9、生活の発見会の組織や歴史について伝える。 10、集談会の歴史、運営方法、学習内容、先輩会員の様子などを伝える。 11、とにかく相手との信頼関係を築くことに専念する。 よくありがちなのは、 1、初参加者に対してすぐに声掛けをしない。孤立させてしまう。 勇気をもって参加したことに対して、ねぎらいの言葉がない。 2、相手が抱えている問題を吐き出させるという気持ちが希薄である。 3、傾聴、受容、共感、包容の姿勢が欠けている。 4、先入観、思い込み、決めつけで相手の心の問題点を理解したつもりになる。 5、相手が質問していないにもかかわらず、唐突に森田理論の説明を長々と行う。 初参加の人は藁にもすがる気持ちで来ています。 あまたある解決策の中から自分に合った精神療法を探しています。 初参加の時点では、森田療法にも一縷の望みを持っています。 初参加者は、森田理論の内容を知りたいのではなく、森田療法が自分に合うのか、合わないのかを知りたいのです。 それを間違えると、いきなり森田の説明に入るようなことが起きるのです。 初心者対応を間違えてしまうと、1回の参加で見切りをつけてしまいます。 せっかくの学習機会を相手から奪ってしまうことになります。 初心者対応をカウンセリング技法などで学習して、対応を間違えないようにすることは先輩会員の務めだと思います。 岡山市 後楽園 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.15 06:40:13
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