図書館で『にっぽんツバメ便り』という本を、手にしたのです。
全ペ-ジにわたってカラー写真満載のビジュアル版で・・・ええでぇ♪
【にっぽんツバメ便り】
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/3ad173a79e1d9469abab6aaacf3c79840d81a66f.26.9.9.3.jpeg)
宮本桂×ポンプラボ著、カンゼン、2018年刊
<出版社>より
日本に春を告げるいちばん身近な渡り鳥「ツバメ」
身近だけど、意外と知らないツバメのかわいい姿と生態を紹介!
意外とまじまじと見ることのできないツバメの姿を多彩な写真で紹介。
<読む前の大使寸評>
全ペ-ジにわたってカラー写真満載のビジュアル版で・・・ええでぇ♪
rakutenにっぽんツバメ便り |
ツバメとのつき合い方を、見てみましょう。
p48~49
<知れば見えてくるツバメとのつき合い方>
■ツバメの本当の“天敵”とは
日本人にとっていちばん身近な渡り鳥であるツバメですが、近年、数の減少が各所で指摘されています。これはスズメなど他の身近な野鳥についても同様のようですが、ツバメの場合もその理由として里山などの自然環境の減少、農薬の変化とそれにともなう餌となる虫の減少、建築物の洋風化による営巣場所の変化、天敵の増加など、さまざまのことが考えられています。が、原因は複合的で決定的なところはわかっていません。
ただ近年の傾向でいうと、ツバメと人との関係性の変化も少なからず影を落としているようです。
人でにぎわう駅などの公共施設は、現在ツバメの人気の営巣スポットです。しかし糞害などを気にする利用者の声により、巣が撤去されることが少なからず起こっていたのです。愛鳥家でなくとも少し想像の働く人であればそれがどのようなことなのかわかるはずですが・・・。目先の都合で身近な自然を安易に排除してしまう、そうした現代人の姿勢こそツバメたちにとって最も危険なものかもしれません。
いずれにせよ、自然との関係を大切にしたいと願う人と無関心な人との間に歴然と生じてしまっている知識や理解の差、そのギャップを埋めていくことこそ、早急に取り組んでいくべきことといえるでしょう。新たな悲劇の発生をできるだけ食い止めるためにも、情報の広報、共有は進めていきたいところです。
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ツバメの全国調査2013~2020年結果報告
我が町のツバメはいずこ(復刻3)
『にっぽんツバメ便り』1:ツバメの基本
『にっぽんツバメ便り』2:ツバメが愛されてきた理由