おやこ劇場の埼玉センターで、埼玉県のおやこ劇場・子ども劇場が集まり、
韓国の無言人形劇「ダルレの話」の合評会をしました。
入間おやこ劇場からは、私とTさんだけだったのですが、
西武線の人身事故や、私達の乗り違えなどもあり、遅れてしまいました。
それでも、一人一人自己紹介を兼ねて、感想を言い合ってるところだったので、
なんとかそれが終わる前に間に合いましたね。
感想を一部書かせてもらいますね。
「何気ない日常が本当に幸せだったんだと痛感させられた。
戦争は家族の幸せを引き裂く。」
「布が自然(木・緑)などを象徴してる。」
「人形が人間を超える表現」
「父が兵隊に無理やりとられる場面が影絵のようにシルエットで効果的。」
「人形の頭の動かし方が素晴らしい。
犬の人形を低い位置で操るのはとても難しいのに見事。(人形劇経験者)」
「戦争とは、日本が相手なのか、北朝鮮なのか迷ったが、
調べたら朝鮮戦争だった。同じ民族同士で戦うほうが悲惨・・・」
「母が赤い靴を置いて去るのは、死の象徴?」
「ダルレは生きてるかも。でも、1人生き残る方が厳しいかも。
でも、小さい頃の楽しい思い出が生きる力になる。」
「悲惨で目を背けたくても、知らなければいけないこと(戦争など)は知るべき。
親が子に伝える時、言葉ではなく、劇や写真展など、視覚に訴える方がいいかも。」
「母が抱っこしていた赤ちゃんは、ダルレではなく、他の置き去りにされた赤ちゃん?」
「心優しい父が、銃を向けざるを得ない状況に追い込むほど戦争は悲惨・・・」
「3.11で家族が離れ離れになり、酷かったが、それはまだ天災・・・
戦争は人災だから、防ごうと思えば防げるのでは?」
「ダルレとは、桜のように春に向かって咲く花。希望の象徴。」
その他にもいろんな感想や意見が出ましたが、書ききれませんね。
いろいろ考えさせられた合評会でした。
私も入間では寝てしまったけど、この合評会のために、
もう一度清瀬まで「ダルレの話」を観に行った甲斐があったかな。