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カテゴリ:【本】ムーミン
全14巻あるコミックス。
まだ第1巻しか読んでいなかったのですが、第14巻が気になったので、第2~13巻を飛ばして最終巻を図書館で借りてきました。
『ムーミン・コミックス 第14巻 ひとりぼっちのムーミン』 トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン 筑摩書房
この1冊の中に ・「ひとりぼっちのムーミン」 ・「ムーミン谷への遠い道のり」 ・「ムーミントロールと地球の終わり」 という3つのお話が入っています。
なぜ第14巻が気になったかというと、最終巻なのに「ひとりぼっちのムーミン」というタイトルと、何より表紙のムーミンの顔です。
この顔が最終巻の表紙でいいのかと思いませんか?
実際に本を読んでみると「ひとりぼっちのムーミン」のお話は、こんなタイトルですがスニフはそばにいますし、ムーミンパパとムーミンママがいないから「ひとりぼっち」というタイトルなのかなと思います。
それからこの表紙のイラストですが、3つのお話のうち「ムーミン谷への遠い道のり」の中で、ムーミンパパとムーミンママがいなくなってしまって(ムーミンを家に残して逃げた)、途方に暮れているシーンのものでした。
ちなみに、このお話に出てくるソフスという小さなキャラクターが、健気で愛しいです。
ずっとムーミンのそばにいたのに、無視されていたソフス。
悲しみに暮れるムーミンが、ようやく自分に話しかけてくれたので感激し、「ムーミンのために」と頑張ります。 好きだなぁ。
巻末には解説があります。なお、
「日本語版「ムーミン・コミックス」シリーズの作品収録の順番は、かならずしも各作品の制作順どおりではありません。」
とのことで、各作品の制作年も踏まえた収録作品リストが、解説の後に載っています。
例えば、今回読んだ第14巻に載っている作品の制作年は
・「ひとりぼっちのムーミン」 1954年 ・「ムーミン谷への遠い道のり」 1955年 ・「ムーミントロールと地球の終わり」 1947年
です。一方、以前読んだ第1巻は
・「黄金のしっぽ」 1958年 ・「ムーミンパパの灯台守」 1957年
なので、第1巻の作品よりも、第14巻の作品のほうが制作年が早いようです。
コミックスはコミックスで面白いのですが、本のサイズが大きめなことと、表紙の素材が固くて両手で持って読む時に持ちづらいところが、個人的にはマイナスポイントかなと思います……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.16 00:00:11
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