“小川三知を讃える会“ 2024.東京近郊ツアー その2
こんにちは、海野です。『“小川三知を讃える会“ 2024.東京近郊ツアー その1』からの続きになります。お昼を食べた後は貸し切りバスにて埼玉県川口市にある『大泉工場』に向かいます。バスの中では会長の挨拶や“小川三知研究家“の井村馨先生より『大泉工場』のステンドグラスの見どころを教えて頂きました。(小川三知を讃える会 村上淑人会長)(小川三知研究家の井村馨先生)『大泉工場』のステンドグラスは普段は非公開。“小川三知を讃える会のツアー“という事で特別に見せて頂きました🙇♂️今回見れるのは洋館の1階にある4枚のステンドグラス。(実は2階にもあるそうですが、今回は観る事が出来ませんでした😢)大谷石で作られた“大泉住宅 洋館“(下の写真右側、左側が和館)1938(昭和13)年に竣工されましたが、施工会社、設計士、そしてステンドグラス作家とも全く文献や資料が残っていないそうです。ステンドグラス、一体誰が作ったのかなぁ?1番初めの写真右下には、『KN』とケイムでサインが施されており、作者を探す手掛かりになるかも?🤔その他のステンドグラスはこちら、どれもこれも細かなデザイン😱ますます作者が気になります。人数が多かったため、1グループ20分程の見学となりましたが、普段見れないステンドグラス。充分楽しめました。(ガラス研究家の“加藤春秋さん“は今回『大泉家住宅』を楽しみにしていたそうです😊)敷地内にはカフェも併設されており、お庭のお花見🌸も兼ねて、賑わっていました。さて次は、また都内に戻ります。次の目的地は『飛鳥山公園』今年、新紙幣が発行される事になっており、話題になっている“渋沢栄一”傘寿と子爵への陞爵を祝し贈呈された『青淵文庫(せいえんぶんこ)』喜寿のお祝いで贈られた『晩香盧(ばんこうろ)』の見学です。渋沢史料館副館長の川上さんの話によると“ステンドグラス作家は確たる証拠が無いため、分からない”との事でした。何年か前に両方のステンドグラスとも修復(青淵文庫が大竹ステンドグラス、晩香盧が松本ステンドグラス。どちらも歴史のあるステンドグラス工房です)されており、一緒に見学した“春秋さん“がその時の修復に纏わる資料を見せてくれました🙇♂️修復...。ただ単に直すだけでなく、ちゃんと文章にて残す物なんですね。改めて、修復の大変さも知りました。実質7時間程でいろいろなステンドグラスを観るツアー。『三知を讃える会だから...』と特別に見せて頂けるものもあり、『お得感満載』のツアーでした。(昨年の青森では非公開の佐瀧別邸を観せて頂きました😊)“小川三知を讃える会“では引き続き会員を募集しています。ステンドグラスを好きな方はもちろん、古代建築に興味がある方も是非、ご一緒しましょう!次は何処に行けるのかな?楽しみです😊ステンドグラス工房かわもとのホームページはこちらステンドグラス工房かわもとのネットショップはこちら