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テーマ:株式投資日記(19327)
カテゴリ:M&A
JCフラワーズ、新生銀行の筆頭株主に
(注:投資判断は個人責任にてお願いします)
日経新聞夕刊やブルームバーグおよびNYタイムズ紙Dealbookによると、米国投資ファンドJ.C. Flowers & Co. LLC は新生銀行に対し 発行済み株式総数の22.7%を上限として株式取得のためにTOBを行い(11/25~1/10)、 その後総額500億円で同ファンドが第三者割り当てに応じる(来年3月)。
株価はTOBの場合も第三者割り当ても同じく425円とのことである。 425円は日経新聞によれば、直近3ヶ月の株価の単純平均に約20%のプレミアムであるという。 第三者割り当て終了後にはJCは32.6%で新生銀行の筆頭株主となる模様。 JCはすでに新生の6%株主、フラワーズ氏は著名な投資家(日経新聞)とのこと。
JCフラワーズについて ブルームバーグでフラワーズ氏はかつてゴールドマンサックスに所属し、旧日本長期信用銀行を買収したときのリップルウッドのティモシーコリンズのパートナー(この意味はアドバイザーと解釈すべきか)だったという。その後ファンドを立ち上げている。 最近では米国の学生向けクレジット会社Sallie Mae を買収したものの、4月に約束した1株60ドルの価格が、その後の学生ローンに対するブッシュ政権の規制強化および市場環境の変化により、そのような株価で買収できないとして、1株50ドルで9月までにOKの回答を迫るようにJCフラワーズ等の投資グループが会社側に要求していたが、それを呑めないとした会社側から裁判となっている。
http://money.cnn.com/2007/11/05/news/companies/salliemae_buyout.ap/index.htm?dlbk 要するに消費者金融に精通しているということなのでしょうか?2匹目の土壌でしょうか? 日経新聞の言う 「著名」 さ は何を示唆するのでしょうか? 32.6%というなんとも半端な株式数は何を意味するのか? 新生銀行側では、ポルテ社長はフラワーズによる投資回収(エグジット)について「株価が一定水準になったら売り抜けるというようなことはない。成長のための長期投資だ」と説明した、とのことだ(ロイター)。 また、第三者割り当てによる投資資金は法人向け、リテール、消費者金融を3本柱として投資していく考えを表明した。 新生銀行の株価は、前日比9.5%高い、398円で取引を終えた。 過去3ヶ月の株価チャート 同じくよくわからない包括提携の発表があったあおぞら銀との株価変動比較、赤線が新生です。 新生銀行は外国人株主比率が67%(07/3)もあり、事実上「外資系銀行」ですね。 サブプライムの直後だけに、なんだかイメージわきませんが、第三者割り当てもTOBと同じ価格だといっていますしね。 なんか今日はあおぞら-住友信託、加ト吉-JT.日清などM&Aの発表の多い一日となった。 今日はこの辺で お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/11/21 02:08:29 AM
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