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カテゴリ:投資一般
やっぱり買っとけばよかった。 アルコア(米国:本社はG7があったばかりのピッツバーグ)が黒字決算のサプライズ。株価はジャンプしました。しかし、これはある程度予想できたこと・・・。 同社は夏にロシアで、比較的需要が回復していることを示唆しており、9月下旬に主力製品の値上げを発表。 9月下旬のMad Money でジム・クレーマ-も「20ドル近くまで行ってもおかしくない」 とコメントさらに、ドイツ証券は目標株価を20ドルに引き上げました。 しかし、私は値上げ発表時点で買い増しを考えていましたが、中国需要が実需なのか、「戦略的備蓄」(日本が石油を備蓄するようなもの)なのか調査不足のため、様子見をしておりました。 アルコアの現CEOはドイツ人なので、ドイツ証券が当社を持ち上げるのは、「報知新聞が巨人の優勝を予想するようなもの」 と思って慎重姿勢を崩しませんでした。さらに好決算を期待した銘柄を4半期決算直前で買うことは、これまで勝率が低かったので、自信もなかった。 あーあ。 CEOはCNBCとのインタビューで That pretty much comes when you look at the end markets, comes from all across end markets, from automotive, from trucks and trailers, from building and construction as well as from packaging. (That(=売上増加)はすべての市場から来ている。注:航空産業とガス産業を除くと次の文で述べる) when you look at it from a regional perspective, China clearly is back very, and back very strong and pulling some off the Asian markets with them. (地域的には中国の回復がとても強い) In the U.S., we clearly see stabilization in the U.S. (米国でも安定化が明確に見える) インタビューはこちら 2Q決算時点では、今年いっぱいは、現金をしっかりためて、生き残ることをプライオリティーに言っていたCEOの発言とは思えません。 やはり銘柄を絞るべきなのかなあ。手が回らない。 しかし、これで3Q決算も強気モードが一気にヒートアップしてきました。今回はフォードの決算が楽しみです。一段と自動車セクターに強気になってきました。アルコアの自動車向け出荷は2Q比較で13%増と言っていました。 ピーターリンチではありませんが、「アメリカ人は自動車を買わなければならない」のです。 アルコアの好決算で欧州株も強気モード(特にロンドンはグローバルな資源会社が多く、金属・鉱物の取引所は世界髄一)。よい波状効果が生まれてきそうです。 日経平均は 「出遅れ感」 が出ていますが、これは短期売買のトレーダーの方の立場で、長期投資の立場だと、チャンスかもしれませんね(8日の東証が 「空振り」 だったのは不思議でなりません。デフレとか増資乱発とか要因はありますが)。 世界経済の回復期待感が高まっているのなら、輸出依存度の高い日本企業の出番は必ず回ってくるからです。ある程度時間がたてば円高弊害も癒されてきます。 ただし、(主力銘柄の)日本企業の製品は総じて、自称 「高級品」 で、属性が耐久消費財(およびそれを支える部品、素材、製造装置・機械など)がメインですので、ある程度世界の人々の財布が潤ってこないと需要回復とはいきません。しかし、その時は景気が腰折れしなければいずれ巡ってくるでしょう。 (注:投資は自己責任でお願いします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/09 01:59:46 AM
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