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息子たちの友達のお母さんが LINEのタイムラインに書かれていたのですが 子供たちの読む本が総ルビになっていて 漢字が読めなくても読みやすくなっているが 自分たちが子供の頃は 基本的に一度ルビがあった漢字は以降 ルビなしになっていて覚えておかないと読めなかったと そしてその方が 漢字を覚えるきっかけとなり結果的に良かったと 何でもかんでも親切になりすぎるのはどうかな~と 本当にその通りです 過剰な親切心が 子供たちの伸びるはずの力を阻害しているのです 例えば 授業中の先生の説明 大切なことを何度も何度も繰り返す 聞いていなかったであろう子のためにもう一度説明する これらは一見親切な授業に感じます しかし 子供たちにとって 聞き逃してもまた言ってくれる という気持ちを引き起こさせます 本来は聞き逃したら 生徒の方が すいませんと謝ってから 聞いていませんでしたのでもう一度言ってくださいと お願いすべきこと もちろんその時は 先生から聞いていなかったことを一言咎められてから 教えてもらえたものです しかし今はこのような状況で 聞いていなかったのが悪い 一度言ったことはもう言わない なんて先生が言おうものなら わからないところを質問したのに教えてくれない先生呼ばわり されることもあります 聞いていないことを先生が察知して 先回りして先生の方からもう一度言いなおしてやる これが親切な先生と思われたりして 生徒の方も 聞いていかなったことを隠しておいても また言いなおしてくれるだろうとわかっているから 自分の非を認めてまで聞きなおす子はでなくなります 先生の話を一度できっちり聞くという能力が阻害されているのです わかるまで何度も親身になってとことん教えます は客引き文句であって 教育的親切心はゼロの言葉です これは塾での一例ですが 最初に書いたように普段の生活では ほんとうに便利になりすぎて 本来人間が努力して身につけるべき力がつかずに むしろ退化させられていることが多々あります 僕たちも子供の頃は 大人だけずるいは って文句を言うことがよくありましたが せめて子供の間だけでも 学習能力の向上に差し支えのあるものは 社会全体を通して排除する方向に向けばいいのですが 大人も便利さになじんでしまって 本来子供に乗り越えさせるべきハードルを 見失ってしまっているところもありますね 子供の頃にそこそこ不便な経験をしてきた我々親世代でさえ そうなんですから 今の子たちが大人になったとき親になったときは どのような子育てになってしまうのでしょうかね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 16, 2017 08:21:35 PM
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