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February 7, 2018
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カテゴリ:カテゴリ未分類
小学校の外国語活動と外国語の授業で

小学校の間に出てくる単語の数が

600語から700語と設定されています

従来の中学校3年間での単語数が1200語くらいだったので

小学校でその半数が出てくることになります

ちなみに

その分

中学校の単語数が減るのかというと

そうではなく

新指導要項での中学校3年間の単語数は

1600語から1800語となっていて

しかもこれらは

小学校での単語とはかぶらないことになっています

すなわち

今までは

中学卒業時点で習った単語数が1200語程度だったのが

新指導要項では

小中合わせて2200語から2500語とほぼ倍増となっています

これだけをみると

いかに文科省が将来を見据え英語教育に

力を入れているかがうかがえます

中学卒業の段階で

今までの子供たちの倍の単語を習得させようとしているのですからね



ここでいくつかの問題点が見えてきます

これらの指導がうまくいけば(いかねばならないのですが)

今までの子たちと(すでに中学生以上大人まで)

英語力のギャップが大きくなってしまいます

まあこれは

そういう狙いだから良しとしましょう

現在の小学6年生以上は

ほぼ現行の指導で習いますから

現在の中学生以上と変わらないことになります

だから差がついていくのは(新指導の恩恵を受ける)

現在の小学5年生から下ということになります

現小5は中学に入学した時点で

中学でも中学の新指導要項への移行措置となり

新指導要項(新指)に準じる指導を受けていくことになります

ですから中学英語は新指に基づく英語力がつくかもしれません



実はここに落とし穴があり

小学校では

6年生でのたった一年間しか新指の英語教育を受けていません

それだけで中学以降の新指の橋渡しがスムーズにいくかどうか

疑問が残ります

現小4は一応

二年間、小学校での英語授業を受けられますので

負担はかなり減ることになるでしょう

ですから

実は現小5が中途半端な過渡期を経験していくことになる

可能性があるといえるのです

一年間でできるだけ小学英語を身につけ

それによって中学での新指の英語(一応移行措置として)を

受けることになるのですから

それから

僕が懸念することとして

小学校での単語はあくまでも600語くらいの単語が

出てくる

という扱いなのです

すなわち読めて意味がわかれば良しという扱いで

スペリングを覚えて書けるようになるところまでは求めていません

そこまで求めると子供に英語嫌いを助長させ

英語嫌いが中学生から小学生に前倒しになることを懸念して

小学校では英語を聞き話せるようになればいい

書くことは見て写す程度なので

話せるけど書けない

覚えていないからスペリングが見ないと書けない

というレベルになってしまいます

600語から700語の単語を知っているだけで書けないまま

中学生になりますが

中学では従来通り

書けることを求められるので

そこでつまづいてしまって英語嫌いを結局増やしてしまわないか

心配です

このような現象はすでに

理科や社会で起こっていることで

小学校の理科や社会は理解中心で

暗記を強制していません

小学校で強制されなかった暗記が

中学校の理科や社会では

知識量も圧倒的に増え

暗記も求められるようになるので

中学生では理科社会で点数に差が開きます

同じ二の舞になってしまいそうな気がします

覚えなくてもよかったと思っていたものが

あるとき突然

覚えなければいけなくなる

戸惑ってもしかたがありません

最初から徐々に覚えさせることに慣れさせるか

いっそのこと

ずっと(大学受験まで)覚えなくても

確かめられる形態の試験にしてしまうのか・・・・・・

最期にもう一度まとめておきます

小学校英語では

600語から700語が使われる日常表現の文が出てくる

文法は習わずに状況に合わせて英文を聞いて話すことに慣れる

これらの単語は

中学校では知っている単語として扱われ

別に1600語から1800語の新出単語を習う

当然高校入試段階では

合わせて2500語前後の単語が書けなくてはいけない

ということです





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最終更新日  February 7, 2018 06:17:04 PM
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