みんみんのざる碁日記

hidewさんのVoice of Stoneより引用
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サンプロ（テレビ朝日）で「インドの核兵器を非難するか」と問われて、安倍首相は「核の平和利用は当然認められるべき、云々」とごまかしの回答をした。

インドの核兵器にものを言いにくい「大人の事情」は分かるのだけど、そういう時に早口でまくしたて、見当違いのことを延々としゃべり続けるのはよくない。聞き手のオーバーフローを狙っているのか、「ごまかしていること」さえごまかそうとしているのか、いずれにしても嫌らしい感じだ。
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私も見て気になったのですわ。私が安倍首相ならこう答えます。
「本来、インドの核保有も認められるべきではない。だからインド首脳にお会いする機会があれば、パキスタンと共に核軍縮協議をされてはいかがですか、と申し上げます」
これ以上、追求されなければＯＫです。

もし「でもインドの核保有をアメリカが容認していますよね。そこでそんな事を言っても相手にしてもらえないんじゃないですか」と追求されたら
「長くなりますけど宜しいか。インドとパキスタンが核実験をしあった1998～99年にはカシミール紛争があり両国は戦争の一歩手前まで緊張が高まっていたのです。その状況を利用してアフガニスタンにタリバン政権ができてアルカイダが自由に活動できる拠点となっていました。アメリカは９・１１以降、アフガン・イラク・イランのイスラム原理主義と戦っています。インドとパキスタンを身方にしておかないとイスラム原理主義勢力に対抗できないので、アメリカは例外的にインド・パキスタン両国の核保有を認めているのです。中東地域の紛争が将来解決すれば、インドとパキスタンの核軍縮は現実のものになるでしょう。
その時こそ日本の出番である、と思います」
と答えるだろう。

私がテレビを見て思ったのは、安倍首相には自らの意見がない、ということだ。