カテゴリ:その他、世間話
海外
「治安悪化の認識甘かった」=ペシャワール会の中村代表-タイ アフガン東部で発見された日本人らしい遺体が非政府組織(NGO)「ペシャワール会」に所属していた伊藤和也さん(31)である事は残念ながら確実であるらしい。 善意で農業指導されていた伊藤さんが単なる強盗、身代金目当てのタリバンに殺害された事は誠に遺憾である。 この件に関し、この話題へのコメントが多く寄せられていた。コメントは大別して以下の2つに集約できる。 1)伊藤さんの命がけの善意を賞賛するコメント 2)危険な地帯で活動する事は基本的に自己責任であり、無条件に伊藤氏を賞賛できないとするコメント 一見するとこの二つは対立した意見に見えるが、冷静に考えてみるとこの二つはどちらも正しいし、1)と2)の論者が対立する必要なないと私は思う。 亡くなった伊藤さんは危険を承知の上で、死の危険を覚悟の上で活動されていたし、死んだ自らを英雄視して欲しいなどとは望んでもいなかったと私は推測するからだ。 なのにコメント欄が炎上してしまい、ヤフーは一度全てのコメントを削除してしまったらしい。ヤフーの対応に無断で削除された方は抗議の書き込みをして、再度炎上中である。 これ、私がかつて日本の囲碁棋戦を完全オープン化したらマズイぞと書いた後に炎上した時と同じだ・・と思う。 1)と2)は両立している矛盾していないのだ、両方とも正しいとの前提で意見交換が可能なはずなのに、自分の意見に固執し、異見を批判する事で自らを正当化しようと強弁する人がいる。議論が脱線して、不毛な水掛け論になったり、場が炎上したりする。 人の話をじっくり聞くと言う感覚がないのである。 ネット場では相手が見えないし、匿名で発言する。だから無責任な放言が増えるだが、それでは相手との対話を拒否し自説に固執している限り、発言者は何も学ぶ事はできない。 ネット場だから実害は少ないが、仕事上でそんな事をしたら信用を失う。バーチャルな場で無意識に行っている事は、現実の世界での言動にもつい出てしまいがちである。 これは私自身も気を付けないといけないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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