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カテゴリ:シアター訪問
「Grand Knight & Grand Knight Center」みたいな超ド級スピーカーを誕生させるんだもんな。 予約も数セット入ってるって言うからこれまたたまげます。 スピーカーの詳細はEMC設計のHPをご覧になってください。 デモスペースに入って驚いたのが、200インチスクリーンに映し出された、G90プロジェクターのスタック映像がますます良くなっている事です。 G90の2台がとても手なずいてきたんでしょうね。 ダイナミックレンジはもとより、色数・色幅が出てます。立体的で超リアル。 ノンサウンドのスチュワートG3の良さと相まってとても無理なく自然な映像です。 次回のイベントでは新たな組み合わせのG90スタックが体験できそうなので、またまた楽しみです。 さて、メインイベントのフロント3CH「GRAND KNIGHT」の音ですが、正直、言葉にし難い感覚なのです。 ベルッテック氏がパテントを持つフォステックスのユニットを極限まで選別&ブラッシュアップしたものを搭載しています。 ネットワーク製造にもすごい力の入れようで、せいぜい月産2セット程しか製造できないようです。 2発の30cmウーファー。荒々しいドリルのようなスコーカー。金色に輝くツイーターが良いバランスで配置されてエンクロージャーの縁取りの赤いラインがシルエットを引き締めて、前モデルよりも大型化していますが素敵なデザインです。 洗練されたルックスも唯一無二の存在感です。 音の方はいろいろな表現方法はあると思うのですが、やっぱ知りたい方は実際に試聴するのが一番だとおもいますが、ちょっとだけ報告を。 ちなみにリアSPは、これまたベルテック製品の同軸型コンパクトスピーカー「BELL'S プロトタイプ」をセッティング。 コンパクトスピーカーなのでさすがに低域までは再生できないけれど、中高域はフロントにも負けない迫力です。 まさにオールベルテックの5CHサラウンドです。 スーパーウーファーは80cmが2発というド迫力。 いままでのEMCデモルームでも驚くような低域の音圧を体感する事はありましたが、「グランドナイト」は低域はもとより中高域まで凄まじい音圧を感じ、それが風圧となって体をかすめます。 映画「ノーカントリー」の銃撃シーンは音圧の弾が体に当たったり、かすめたりと、骨身に沁みましたぁ~~。観終わった後どっと疲れが・・・。 試聴後は耳をガッポリ掃除された感覚です。 これは、スピーカーと言うより、武器とか兵器というジャンルのマシーンですわ。 ちなみに一本のスピーカーの重量が154kgだそうです。アップライトピアノ並じゃないかな? ソフトの情報を欠落する事なく出力できる機器から放たれる音って楽しさを通り越して、恐ろしい事だという事を実体感してしまいました。 普通の窓ガラスなんかだと音圧で割れるでしょうね。 フォーミュラカーの凄さや、アスリートの凄さはサーキットや競技場に行けば理解できるように、現時点で究極の高忠実AV再生はあそこじゃなきゃ体験出来ない事だと思います。 ただ、ハイエンドオーディオの延長線上をイメージしている方には、全く別次元のベクトルで製作されているので、そのギャップに戸惑うだろうと思います。 良し悪しとか好き嫌いという事ではなく、こうゆう世界があるっていう事を知るのは大切でしょうね。 嵌ると恐ろしい、無間地獄ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.14 14:30:09
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