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テーマ:海外生活(7787)
カテゴリ:マレーシアという国
突然、我が家の向いの「豪邸」のマダムが怒鳴り込んできた。
ワタシもその突然の来客の顔はちらりと見たけれど 全く見覚えもないし、どっちかっつうと 市場でスリッパ値切ってるような 普通のおばちゃんに見えたので、応対はメイドに任しておいた。 したらば、 その、一見分かりづらい「豪邸のマダム」は うちのメイドのリナに向かって 「うちのメイドに食事を与えるのはやめてくれ。」と 苦情を申し立てたのだそうな。 マレーシアの普通の家のメイドってのは ご主人の家族のために食事を用意し、 家族が食べ終えるのを待ち、 残った食事をキッチンに下げてから キッチンで、その残り物を食べる。 こういうシステムなもんだから 家族と違う食べ物をメイドが食べているのは 明らかにおかしいし、怪しい、ということになる。 そこで、マダムがメイドに問いただしたところ うちのリナに買ってもらっている、と白状したんだと。 我が家の場合は、ワタシが死ぬほど忙しくない限りは うちの家族が口にするものはすべてワタシが作るので リナは、自分で、いつでも好きな物を、好きに買ってきて 好きに料理して、好きなだけ食べてる。 だから、何食べてても、別に気になんない。 でも、だからと言って、悪いけど、うちのリナってのは ワタシがあげたお給料、あげた先からほとんどそっくり(食費抜いて) フィリピンにいる息子たちに仕送りしてしまって いつでもお財布はすっからかんなのだよ。 たまに、ワタシが急いでいて ほんの卵1パックでも、「立て替えといて。」などと言おうもんなら 「ママ、すみません、ワタシ、お金ありません。」と言われちゃうんだから。 よその、しかも豪邸の、メイドに、食べ物買ってやる義理などないのだ。 言いがかりも甚だしい。 だって。。。 よく考えたら。。。 向いに住んでるのに、メイドの顔なんか見たことないんだ。 マダムの顔も初めてなら、メイドの顔も、声は聞こえる子供の顔も、 ご主人さまさえ、見たことがない。 何人住んでるのかさえ、全く把握できない。 ワタシが知っているのは いつでもにこやかにご挨拶をしてくれて、 ワタシが車がない時は、タクシー乗り場までバイクで乗せてってくれる、 (この歳でバイクの後部席に乗るのはかなり恥ずかしかったりもするのだが。。。) 親切なガードマンだけ。 マダムによると、「うちはメイドはいっさい外に出さない。」 のだそうで。 以前、門の中から、うちのチワワと遊びたそうにしている 小さな子供を窓からちらりと見たことがあったけど メイドらしき人は、しっかり手を握って、ただの一歩さえも、門の外に出さなかった。 その時は、別に「なんか変な家。。。」くらいにしか思わなかったけど もしかしたら、すごく変なのかもしれない気がしてきた。 謹慎? 監禁? 雲隠れ? だからワタシは、近日中にこの豪邸に出向いて マダムに直接申し開きをしに行きたいと思う。 そして観察してみよう。 このお宅の実態を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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