満開の桜並木を見て思い出した諺…
またまた桜ネタで恐縮ですが、桜満開のこの時期に思いだした諺があります。『桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿』というものです。この諺は <<桜の花も梅の花も姿は似ているけれど、手入れの仕方には大いに違いがある。桜の木は、枝を切ると切り口から腐りやすいので、むやみに剪定してはいけない。一方、梅の木は無駄な枝を切らないと良い花や実が付かなくなってしまうという。したがって桜を切るのは、その扱い方を知らない馬鹿で、梅の木を切ってあげないのも扱い方を知らない馬鹿という事になるのです>> とある。むかしは、この諺の意味は ”文字通りの意味” だったのですが、今日ではそれが転じて <<人を育てる時に、その人の個性を無視して画一的な育て方をしてしまわないように、それぞれの個性に合わせて育てることが肝要です>> という意味で使われるようになっているのです。桜満開の桜並木を朝の運動がてら観に入ってきて、そんな諺が有る事を思い出しました。諺というものも、学ぶところが沢山あるものです。