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カテゴリ:どう企業を改革するか?
「ブランドマネジメントのわな」 ビジョンを実現するための戦略を立てる。
しかし、組織は戦略だけでは動かない。 頭で理解してもやる気になるかは別問題だ。
お客様も戦略は眼に見えないのでその企業の目指す方向性がわからない。 わからないものには共感できない。
そこで、企業ブランドマネジメントの出番がある。 企業ブランドの目指す方向、お客様との約束をアイデンティティーとして明文化し、共有化する。 お客様にも発信し、それを実現する商品・サービスを提供していく。
しかし、ここで問題がある。 他社と似たようなブランドアイデンティティーがいかに多いことか。 お客様満足度(CS)を重視し、顧客第一主義を声高に謳いあげただけのアイデンティティーのいかに多いことか。
そこには、差別性も戦略性も未来志向すらもない。 同業他社と入れ替えても、問題ないものが大半だ。 あるいは異業種と入れ替えてもそのまま使えると思えるものも少なくない。
そうなると、かえって消費者からはその底の浅さを見透かされ、社員からは失望を買ってしまう。 つまり、完全な逆効果だ。
なぜ、そのようなことが起きるのか。 アイデンティティーを明確化することは考えている以上に難しい。
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