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JE2LUZ・熊野

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2007/11/12
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カテゴリ:熊野について
 かつて、御世が昭和だった頃・・・
 『明治は遠くなりにけり・・・』などといわれました。
 今や御世が『平成』になって20年近く経ってきましたから、『昭和は遠くなりにけり』と言う時代になってきました。
 平成元年に生まれた子供がもう高校を卒業しているのですよね。

 昭和時代が長かったので、同じ昭和でも、『戦前の昭和』『戦後混乱復興期の昭和』『裕福な日本の昭和』は異質な物ですね。
 戦前の昭和から戦後混乱期復興期の昭和は、生活の方では古い物が沢山残っていたように思います。
 生活様式の変化でどんどん身の回りにあるものが変わってゆきました。
 家の中も、戦後すぐから叫ばれた『新生活運動』の成果なのか、すこしお金に余裕が出来ると、一番先に改造されたのが台所でした。
 日の当たらない、暗いところに追いやられていた『台所』が生活の主役に躍り出てきた時代です。
 石油ストーブや家電のメーカーとか言うものも出現し、『炊飯器』『石油コンロ』『冷蔵庫』『洗濯機』など家事労働の合理化に資するものに力を入れました。
 その普及とともにそれにあわせて家も改築されてゆきましたね。
 一番先に消えていったのが、写真のような『おくどさん』ですね。
 古来、日本の日常生活で最重要のものであったのです。
 『おくどさん』『くんど』『かまど』『へっつい』『へつい』・・・呼び方は地方や家によって様々だったでしょう。
 移動できるものもあったのですが、基本的には土と瓦のような焼き物などで作った、重くて大きなもので、薪を燃やすので台所を土間にして、でんと座っていたものです。まさに、台所の中心をなす存在でした。
 逆に石油コンロやガスコンロの普及とともにものすごく邪魔な物となってしまいました。
 『こいつがあるから台所が土間になっていて、上がったり降りたり大変なんだ。』とか『土間にしなくても良くなれば冬も足が冷えなくて済む』などと言うことで、よほどの旧家で台所が大きいく、一部の改造で近代化できるようなところを除いて取り壊されてしまったのです。

    

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最終更新日  2007/11/12 11:32:46 AM
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