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カテゴリ:熊野について
昨日夕方、写真に展示をしました。
会場の大きさを測ったわけでは無いのですが。全紙1、半切4、四つ切11、キャプション1で、一応、会場は埋まりました。 写真のように、昔、お店をしていた所をお借りしているもので、今は、近所の人相手に産地直送の野菜を売るのも兼ねた所です。 午前中の日当たりの良い時間には大屋さんが日向ぼっこしながら店番をしています。 一枚、焼きがうまく行って居ないのがあったので、昨夜違うものを焼き、朝から取替えに言ってきましたが、近所のおばさんとか、南牟婁郡からやってきたお百姓のおばあさんとか、常連さんが入ってきて四方山話をしていました。 展示した写真が、白黒で古いものを撮ってあるので・・・ 『昔はこんなのあったね・・・』 『私の実家もこんなんやったわ・・・』 『○○さんの所も立派やねえ・・・』 ・・・・・・・・・ 何処の田舎でも見られる風景です。 男どものほうが本当の土着が多く、本来は幼馴染が多いはずなのですが、少し離れた所から嫁に来たはずの女の方が、こうした付き合いの輪が広いようですね。 田舎では・・・と言うより、私より少し上の人の時代では、祭り、葬式、町内の掃除、父兄会、果ては選挙までご近所集まってやりましたからね。 そんな時でも、表面的には男どもが取り仕切っているようで、本当は裏方の方が長い時間一緒に居てきちんと仕事をしているものです。 そうした、長年の付き合いが、生まれ育ちの違う女の人を、しっかり土着させるのでしょうね、 草木でも、直播きしたものより、移植したものの方が、根をしっかり張って丈夫になるものが多いです。 『まあーーー久しぶりじゃのし・・・』 『ほんとにいーーー元気やったかえ?』 『元気じゃよーーーあんたも元気そうじゃのう・・・』 『おかげさんでのし・・・それでも、足が悪ての・・・』 『みんなそうじゃで・・・年じゃさかの・・・』 『△△さんは元気にしとるかえ?』 『元気にしとるで・・・』 『よろしう言うといての・・・』 『言うとくわえーーー』 こんな風な会話が生きているうちは地域社会はまだまだ生きていますね。 田舎なのに、これを『標準語風』でやる世代になってくるとおかしくなります。 さしずめ、プランターに買ってきた土を入れて移植したようなもので、土着しないからかもしれません。 私は、出たり入ったり何度も移植したので何処にもあまり根を張らないで終わりましたね。 世が世なら・・・ 『満州へ行って馬賊にでもなるか・・・』 そんな馬力のある人間でもないですし・・・ 気楽に写真でも撮って過ごします。 ↑↑よろしければ一日一回ポチッと押してください この周辺です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/01/31 11:17:35 AM
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