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JE2LUZ・熊野

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2008/10/17
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カテゴリ:熊野について
 熊野市木本町は徳川御三家の一つ、紀州藩の領地です。
 新宮が堀内藩に分かれた後も、色んな経緯があったにしろ紀州本藩に残りました。
 もちろん紀州藩のお殿様は和歌山に居られました。木本から道のりにすれば40里を越すでしょう。そのため、紀州公がお見えになることはありませんでした。
 紀州公の参勤交代の道筋も紀伊半島を一周するような遠回りはしませんでしたから。木本は通っていません。
 しかし、木本祭りには『六方行列』と言う、『奴さん』の行列があります。
 最近はこれを呼び物にして売り出し中です。
 Tシャツも売られていますし、祭りの道筋には『六方行列』と大書した相撲幟のような立派なものが立つようになってきました。



 このように、子供が白塗りに隈取の化粧をして、奴さん行列をする物です。
 始まりは木本の人が他所に出かけたときにこうした出し物を見て、これは面白い・・・と言うことで導入したらしいです。時期的には大正から昭和にはじめらしいですね。
 その頃の木本は景気もよかったので、祭りには仮装行列やら、芸者衆(結構たくさん居たそうです)の道中踊りなどもあったようです。



 これが定着して、もう半世紀以上経ちますから完全に『伝統の・・・』ですね。
 ただ・・・『由緒ある・・・』には成れませんね。

 この行列を組むのは中学の三年生二年生と決まっていました。
 木本神社のある親地町の子供だけで余ってしまい、出してもらうのが大変だった時代もあるのですが、今では全く不足するので、小学生の低学年らしい子供まで歩いています。
 飾り物の小道具が大きく見えるくらいです。

 行列は歌舞伎の所作よろしく、大きな身振りで踊りながら進みますから、まるで前に進みません。
 まあ、御輿が進みませんから、これも進まなくてよいわけですがね。



 この写真でも後に見える最後尾の子供などは小さなものです。
 祭りの前に練習するのですが、昔だと出番はせいぜい二年でしたが、これだと10年近くやりますから、卒業するまでには超ベテランになりますね。

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 カメラは フジカST605N+クルタゴンC35mm+トライX
木本町全図です





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最終更新日  2008/10/17 11:44:14 AM
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