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JE2LUZ・熊野

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2011/01/20
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カテゴリ:熊野について
 この辺りは、「湖」と言う物は、「ダム湖」くらいしかありません。あれは自然の湖とか別物の不気味なものです。
 なにしろ、「湖畔」などと呼べるような平らな部分など無い近寄りがたいものです。

 私たちが眺めて育ったのは、「川」と「海」です。
 川はいつかは海に出ます。
 川は真水、海は塩水です。
 両方で泳いだことのある人ならお分かりでしょうが、海の方が体が浮きよいです。
 つまり、塩水の方が比重が大きいので、人間の体が相対的に軽くなってしまうのです。
 塩水の方が重い…
 太平洋、黒潮の温度は高いです。
 暖かくなった水は膨張して軽くなります。つまり、黒潮は軽いのです。
 真水も冷たいと重くなります。そして、川の水は冬になると極端に冷たくなります。

 このあたりが微妙らしく、河口部分の海を見ると、川から出た水がうんと広がって表面を流れている時と、何処へもぐったのか分からない時があります。
 洪水の後の川の水は濁って白褐色になりますが、濁りの無いときの真水は黒潮の海に比べると青白いです。
 だから、川の水の部分と海の部分がはっきり分かるのです。

 不思議ともいえるのですが、うねりの時はエネルギーの伝達があまり変わらないで同じようにうねっているようですが、かすかな風の時に起きる「さざなみ」は海の水の部分と川の水の部分では全く異なります。
 海の水の方がちり緬ジワのようにきらきら光っていても。真水に近い方はのっぺりしているのです。
 どうやら、「粘度」まで違うようです。

 こんな景色は冬場に時々見られます。
 それに、蜃気楼の出来損ない見たいな、「船が空中を進む」「遠くの太地の岬が中に浮く」と言うのも見られます。
 残念ながら、今朝車で見たときには、真水と海水の境、「潮目」もはっきり見えたのですが、今の我が家の二階からは写真に出来るような区別は見えません。

 海と言う物は、日により時間により、時々刻々と変わります。
 寄せる波をぼんやり見ているのも飽きないものです。
 時間の余る旅人は少ないようですが、一時間くらい、波打ち際に座って海を眺めてはいかがでしょうか?
 思春期の頃には時々座りましたね。
 老年期に座っていると、ふらふらと入水する人も出るかもしれませんが、ここの海が極楽浄土への入り口だなんてのはどうも迷信らしいですよ。眺めるだけにしてください。



 こんなブログも書いています◆
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最終更新日  2011/01/20 09:42:41 AM
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