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JE2LUZ・熊野

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2014/01/14
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カテゴリ:熊野について
 昨日出掛けた紀和町・・・
 典型的な過疎地です。
 鉱山華やかなりしころは1万人を越えていたところです。
 炭鉱の町、夕張・歌志内などと同じですね。
 企業城下町って怖いですね。

 1980年昭和55年       2,658人(1,130世帯)
 2013年平成25年3月1日 1,321人(773世帯)
 2014年平成26年1月1日 1.296人(763世帯)
 これが紀和町の現実です。
 この一年足らずで25人、10世帯減っていますからね。
 数字は小さいですが、分母も小さいですから、人口で1.89%、世帯数で1.29%10ヶ月で減ったのです。

 ここの火祭りにしろふるさと祭りにしろ良く賑わっています。
 そして、県が手を入れ、今では市が手を入れている温泉があります。
 目玉の「瀞流荘」も事実上の建てかえのような改装も計画されています。
 おそらくそれでは過疎は止まらないでしょう。
 何しろ、竹下さんが金をばらまいて以降は、日本中が温泉だらけですから・・・
 さらに、日帰り温泉、スパ・ランドも乱立しています。

 こうした温泉って、老人福祉にはあまり使われませんね。
 営業に使えば「入湯税」なんてのが掛かり、安くなくなるってカラクリもあります。

 過疎も仕方ないでしょう。
 日本国がこの辺や国中の田舎が昭和の中頃から半世紀掛けて歩んだ、高齢化、人口減という道を歩み始めたのですからね。
 ピッチは私達が歩んだのと同じくらいだと予想されています。
 つまり、国が過疎になる訳です。
 なのに、人口も右肩上がり時代と同じ幻想で、「施設を作れば人が来る」「イベントをすれば活性化する」と信じていたのではおかしいでしょう。
 この現実の中で、今居る人が幸せな人生を全うすることは至難なことでもやらなくてはならないことでしょう。
 バラ色では無いけど、それなくして住民の幸福なんてあり得ません。

 最早、田舎の土地など価値がなくなっています。
 それを認めることは「土地神話」で生きてきた日本人には辛いことでしょう。
 そして、財源のない自治体は価値の無くなりつつある土地を従前通り評価して課税しています。
 不思議ですよね?
 不在地主や収入がないのに固定資産税などかかってくる老人が一斉に現物納付したら???
 税金の掛からない市営住宅に入居希望したら???
 市営住宅の開きもなくなるでしょう。
 自治体所有の土地が一杯出来ます。
 固まっては居ませんが広大な面積になってくるでしょう。
 物の本でもてはやされる「農地付きの家」が鄙びた山間に市の持ち物としてあふれてくるでしょう。
 じゃあ、そこに観光施設作りますか???
 そこに定年退職組の人を呼びますか???
 もう、他の所で流行っていますけどね。
 売れないからって、まさか外国人に売る訳にも行かず・・・

 困ったことに、今は稼ぎ頭のように言われる「公人福祉施設」もそろそろ先が見え始めています。
 人口構成から言って、田舎では国より先に「長寿化の貯金」を使い果たして、お客さんが減少始めます。
 二十年ほどすると・・・
 今作れば元は引けるでしょうけど、先延ばしすると・・・

 どうせ空っぽのバスに補助金を払っているのです。
 あれを使って温泉を地元のお年寄りが遊べる料金まで下げたら???
 安ーいうどんでも食べられるように回送したら???
 来ない他所の人のためにつぎ込むのなら地元のばあちゃん・じいちゃんのつぎ込んだら?
 「死んだら市に寄付するわえ!」と「遺言するほどに喜ばせたら???
 駄目でしょうかね???

 田舎を回っているとつい思ってしまいます。



 VW MOVE UP! 1000CC
 こんな派手な車で走り回っていても、山間部に入ると・・・
 「派手なやつが来た!」と、思われるでしょうかね?
 日本では還暦に赤いチャンチャンコを着るのですから良いでしょう。

   
        
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最終更新日  2014/01/14 10:12:10 AM
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