カテゴリ:留学-学習編
さて、地球儀を買った話は前の記事でしたけど、こうなりゃ徹底的に、ということで、以前National Geographicに付録で付いてきたテーマ別地図を子供部屋に貼ったり、本屋巡りして子供用のアトラスを買ってきたりして、地理にハマってる冬休み。
かーちゃんの自分も、いきなり質問振ってこられたりで新しく覚えたことも多い。 まーそれはともかくとして、改めて感心させられたのはこの年の子供の興味心。 テストがあるとか、国当て大会に出るとか、そういう「下心」なしに、純粋に「おもしろい」ってだけでこれまでハマって覚えられる、てのが凄い。 もうちょっと大きくなると、学ぶことのモチベーションは、テストの点、親や教師の目、クラスメートとの競争心、進学、就職、キャリア...っていうふうに変わってきて、その目標を果たすために、参考書読んだり、塾に通ったり、スタディスキルズなんてサイト回ったりして、「できないことをできるようにする」ことに多大の努力を費やすようになる。そのプレッシャーたるや如何に、という感じで、ここで努力を惜しまなかった人が「勝ち組」になる訳だ。 自分自身は、この手の努力は自己向上とか、精神鍛練とかに必要な過程だと信じてるから、そういう努力を続けようと思うし、同じように頑張ってる人を応援したい、という気持ちをもって、こんなブログもやってる。だけど、自分の前で、なんの苦労もせず、凄い勢いで新しい情報を吸収していく子供らを見てると、そもそも何で「いやなこと」として勉強しなくちゃなんないんだろうな??という疑問が沸いてくる。 高校までに覚えさせられた「情報」は、たくさんある。都道府県に県庁所在地、EC(当時)、OPEC、ASEANの加盟国、惑星の名前や地球からの距離、元素記号に分子式、歴史年表、面積や体積を求める公式、英単語や動詞活用... かなりシニカルになってた高校時代は、「こんなの知らなくたって、人生に支障はねえや」と思ってたし、事実、上の「情報」で、現在思い出せるものなんてほとんど無い。でも、ちゃんと生きてる。 (当時存在しなかったネットってものもあるし。覚えてなくても1分で調べられる) 寝る間も惜しんで一所懸命暗記して、このざまじゃ、自分の貴重な青春時代のあの時間は何だったんだ??って事になるのだけど。 もしあの時、テストの点とか受験とかに縛られないで、純粋に「新しいことを知るおもしろさ」に動かされて同じ情報を頭にいれてたらどうだったかなあ、と思う。忘れる度合いが少なかったかもしれないし、たとえ忘れてても「むだな時間」って思うことはなかったと思う。 「覚えたらこんな報酬がある」とか「覚えなかったらこんな罰が待ってる」なんて条件なしに、「覚えるのが楽しいから覚える」っていう勉強の仕方ができたら、いいだろうなあ。それには、学ぶ側と、教える側が今までの「勉強」の定義を打ち破って、新しいカリキュラムでも作らないと無理なんだろうけど。 地球儀の話に戻ると、自分ももうテストに縛られることもないし、子供らと一緒に「純粋に」楽しんで学びたいなあ、と思ってますが。 ...気が付くと「覚えなきゃ、ガキ共にしめしつかねえ」と焦ってる自分が(汗)。プライドがモチベーションになってるよ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.03 18:44:07
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