カテゴリ:読書前感想文
ミステリー界のカリスマ、清涼院流水さんの『キング・イン・ザ・ミラー』を読みました。
キング・イン・ザ・ミラー ご存知、マイケル・ジャクソンの自伝的小説なのですが、 マイケルの一人称語りです。 つまり、「ぼくはマイケルです。」といった文体で語られます。 「わしは坂本龍馬ぜよ~」といった文体の本は読んだことがありますが、 最近死んだばかりの人でこのタイプはなかったですねぇ。 あっ、幸福の科学の「霊言シリーズ」がありましたか! 閑話休題。 本人じゃない一人称自伝って、どうも幼く感じたり、違和感のある気持ち悪さを 感じたりするものですが、その辺は一切感じなかったです。 流水さんの腕の高さを示していると思います。 また、「MJ」にまつわる話で、ちょっとしたトリックがあるのも 流水さんらしさが出ていましたね。 個人的には、 「出版社は一体誰に向けて、この本を売りたかったのかな?」 ということが最初に気になりました。 直球でマイケルファンに売りたかったのか、 成功本の要素もあるのでビジネス書として売りたかったのか、 それとも小説の1ジャンルとして売りたかったのか、 ちょっと気になる所ではあります。 いくつかのサイトを見ていると、絶賛されている方もいるので、 こちらなどもご参考までにどうぞ。 19番の独り言 書評:『キング・イン・ザ・ミラー』 清涼院流水著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.17 01:05:24
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