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カテゴリ:業務改革
全国銀行協会(全銀協)が、企業間取引のデジタル化に向けて動き出します。
請求と入金のデータが自動で連携する仕組みを作り、紙での作業を減らして、経理業務を大幅に軽減することを実現させます。 全銀協が運営する送金データの管理システム「全銀EDIシステム(ZEDI)」を、企業の会計ソフトへ組み込む方向です。 ZEDIは銀行間の決済システム「全銀システム」と連動しており、個々の送金情報と、商品やサービスの請求番号を紐付けるということです。 会計ソフト上の請求データと、ZEDI上の送金データを自動で連携することで、これまで紙の伝票などで確認していた業務が不要になります。 いわゆる「消し込み」と呼ばれる作業が、これで不要になります。 通常の商取引では、商品代金などは掛取引になっています。 大体が1ヶ月単位でまとめて、請求書を発行します。 納品件数などが多いと、月のうちに何回も掛け売りが発生します。 また、相手先の複数の部署と取引がある場合なども、何件もの掛け売りが発生します。 通常は本社で10万円、A支店で5万円の取引があったとしても、15万円が本社から入金されてくることが多いです。 入金された企業では、15万円の売掛金を、本社分10万円、A支店分5万円と確認して、両方を消し込みます。 ここは結構時間と手間がかかる業務です。 また、代金支払いの際に、相手方が債権を相殺して支払う場合などもあります。 こうなると、相殺される代金の一覧や金額のチェックも必要となります。 今回のこの動きが実用化されると、これらの消し込み作業はほぼなくなると思います。 是非とも早期に実現してほしいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月25日 18時16分55秒
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