|
カテゴリ:外国語・語学
12月12日の「P.S.」に「方言とは言えないまでも、関西と関東で言い方が異なることば」として、駅の表示の「『先発』と『今度の電車』」を書きました。 これ以外に私が知っている‘ちょっと気になっている’2種類の言い方を書いてみたいと思います。 まず、「朝ごはん」「昼ごはん」に続く、夜の食事のことを何と言いますか? 私を含め、家族・知り合いは例外なく「晩ごはん」と言っていますが、関東の知り合いは「夜ごはん」と言います。 関西で「夜ごはん」という人は少ないと思うのですが、関東で「晩ごはん」と言っても通じないわけではないと思うので、これって「方言」じゃありませんよね? それから、専門的なことばになるかもしれませんが、「鼻腔」「口腔」って、どう読みますか? これは学生時代の話なのですが、私は言語学の授業で「びこう」「こうこう」と聞きました。 でも、喉や鼻の調子が悪くて病院に行くと、医者は「びくう」「こうくう」と言っていますよね。 これは典型的な「専門分野(領域)による縄張り」みたいなものだそうです。 医学関係者は「びくう」「こうくう」と発音し、言語学関係者は「びこう」「こうこう」と言います。 言語学、音声学の入門書などを見ると、わざわざ「びこう」「こうこう」と振り仮名が書いてあったりします。 いわゆる「文系」と「理系」の差では、英語の語末が「-er(-or,-ar)」で終わる単語(アクセントが置かれない場合)をカタカナで表記するとき、例えば「computer」「elevator」を、文系の人は「コンピューター」「エレベーター」、理系の人は「コンピュータ」「エレベータ」と表記するというのは割に有名ですね。(「provider」を「プロバイダー」と言っている私は、完璧な文系人間です。(笑)) おもしろいところでは、「惑星」と「遊星」の違いって何か、知っていますか? ‘微妙に’意味が違うのだと思うかもしれませんが、実は意味するものはまったく同じで、これは「学閥(?)」によって言い方が異なる典型的な例です。 東京大学では「惑星」、京都大学では「遊星」というらしいのです。 また、関西では大学の学年を「○回生」というのが一般的ですが、これはもともと京都大学で言っていた言い方が関西一円の大学に広まったものらしいです。関東では、小・中・高と同じように「○年生」と言いますよね。 あと、ずいぶんことばが日常的なレベルになりますが、「メールアドレス」を短くして何と言いますか? 「メアド」? それとも、「メルアド」? (「マクドナルド」は「マック」? それとも「マクド」? ・・・これは先日、読売新聞に取り上げられていました。) さらに、下ネタ的になりますが、男の素っ裸のことをどう言いますか?(^-^;) 「フルチン」? それとも、「フリチン」? さらに、水泳をやっている(やっていた)人にしかわからないかもしれませんが、「100M個人メドレー」のことはどう言っていますか? (・・・これは12月12日の「コメント」のほうに書いておいたので、再掲のような格好になります。。。) (・・・後日に続く。。。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[外国語・語学] カテゴリの最新記事
|