昨日、下見に行った平林寺の様子です。古い寺社の写真を撮るには鎌倉に行かなければ行けないと思っていましたが、ここでもしっとりした落ち着きのある写真を撮れそうです。
家から電車とバスに乗ってわずか1時間と少し、もうこんな異次元の世界がありました。名前だけは知っていたのですが、行かなければ判らないものです。
平林寺山門
平林寺山門像
山門を入った右手に大きな高野槙
山門や山門を過ぎたすぐ右手の高野槙を見ると、その古さが一層良くわかります。
この平林寺は、普通の神社仏閣ではなく、修行の場所ですので、こんな表示に出くわしました。きっとこの奥で座禅中なのでしょうね。
座禅修行中に付き立ち入り禁止
順路は左に行くのですが、左手に気になる建物がありました。とても古い茅葺屋根です。
古い茅葺小屋 納屋でしょうか
屋根の高さが低くなっています。おそらく納屋なのでしょうね。昔から来ている家内に聞くと30年前もこの姿のままだったといいます。この屋根のカヤはその間一度くらいは取り替えているのでしょうね。
武蔵野の面影を残しているという林のほうに向かいました。その途中に野火止用水が流れていました。江戸の時代から有名な野火止用水なのですが、こんなに水量が少ないのです。きっともう少し多かったとは思うのですが。
野火止用水
林の中はまだまだ紅葉には早いです。たくさんモミジの木が植えられています。家内の話では前はこんなにモミジの木は多くなかったそうです。それにこんなに歩道も整備されていなかったとか。木の太さが細いのできっと10年位前に植えられたものでしょう。
樹木を切って間引いています
今は下草もしっかり刈り取られ、太くなりすぎた樹木は適度に間引き伐採されていました。こういう管理をするから、こうした雑木林は維持されるのですね。
広い園内には、昔のお殿様のお墓もあります。灯篭の数がたくさんあり昔の芝増上寺の面影がありましたが、そちらには私の足の都合で行きませんでした。まだ膝が完全に治っていませんのであちこち歩ける自信がなかったのです。
他の観光客誰もいません
広い園内を歩き終わり、園路の最終です。長い生垣のところにきても、他の観光客はまったく見かけません。とても静寂な感じです。
平林寺を出て、近くのうどん屋さんに向かいました。とても立派なうどん屋さんで中の雰囲気もとても良かったです。
店内の雰囲気良好
そして食べたうどんとおしんこ。
天ぷらうどんマツタケご飯セット
変わったお漬物
うどんは三味盛りというのも美味しかったです。うどんものど越しがとても良かった。マツタケご飯というのはいまいちでした。それと、このおしんこは別注文ですが、このオレンジ色の漬物がとても色鮮やかで変わった味でした。色合いと季節から柿かなと思ったのですが、実の厚さがありません。会計のときにあれは何ですかとお聞きしたら、フルーツカボチャ、カタカナ名も教えてくれましたが、忘れてしまいました。いろどりとしてとても映えていました。
家から1時間程度でこんな場所があるなんて、もっともっといろんなところに行って見なければいけませんね。