家内が作っていた水仙模様のステンドグラス、アンドン型のランプが完成しました。
スイセンステンドグラスランプ
スイセンステンドグラスランプ点灯
写真を撮ったのはかなり前でしたので、まだ硝子に番号が書いてありますね。今は番号も消し、天端などもう少し手入れしてありますがほとんど変わりません。
家内の作品は作り始めの時からデザインから手がけていますので、全くのオリジナルです。幅の違う2種類の短冊形に水仙の絵柄をはめ込み、それを16枚のステンドグラス板に仕上げ、組み合わせて16角形に仕立てています。
こうした円筒形はこれまでも作っていますが、今回の作品は更に下部の台の部分を灯りが洩れるような、ステンドグラスとしては複雑な構造に仕上げていました。実際に点灯してみると、その部分からも光があふれてきて幻想的な素敵な雰囲気をかもし出しています。
こういう水仙のデザインと16角形だけでは和風が強く出て、行燈のような雰囲気になって折角のステンドグラスの持ち味が出ないなと作っているときから思っていました。
それが、この構造を付け加えることによって、突然、和の雰囲気をもった西洋のステンドグラスという趣を強く表現するようになりました。こういう構造を考えること自体がすごいなと改めて評価しなおしました。
この作品を家内が通っているステンドグラス教室に持っていって先生に見せたら、「何かの花をイメージして作ったのですか、とても参考になります」と言われたそうです。この作品を見て日本水仙と思わない方もいらっしゃるのですね。確かに日本水仙はこんなに大きな花ではないですが。興味のある世界が違うと認識の仕方も違ってくるということなんですね。