最近急に興味を持って調べはじめ、集め始めたのが川柳です。川柳にもいろいろなジャンルがあって、そのなかでも面白いなと思ったものがシルバー川柳でした。サラリーマンもの、若者もの、ペットもの、江戸もの、艶色ものなどさまざまなものがあり、なかには下ネタばかりの本や題名は気取っていたけれどたんなるぐちを羅列したものではないかと思うものまでありましたが、腹を抱えて笑うものもありました。
これは良さそうと、家族に見せたらそれぞれに自分が面白いと思うものを見つけ、家族で久しぶりに大笑いをしました。その川柳が多く集まっていた本が「シルバー川柳」シリーズと「健康川柳」という本でした。これに気を良くして、さらに川柳の本を古本で捜して購入しています。
気に入った川柳をいくつかご紹介します。
シルバー川柳シリーズ
誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ 63歳男性
この句が表紙に出ていましたので面白そうとこの本を購入したのです。
三時間 待って病名 加齢です 65歳女性
家内が医者に言っても加齢ですと言われてなかなか改善しなかった症状が、医者を替えて相談したらそれではこの薬を試してみましょうと、出してくださった薬で改善されました。なんでも加齢ですとすませる医者は要注意ですね。
食っちゃ寝て 豚ならとっくに 出荷済み 83歳女性
娘たちが気に入って笑い転げた句がこれでした。
病院に 来ぬ人どこか 悪いのか 45歳男性
病院仲間が出来ればこうなるでしょうね。
こうした句が1冊に88~90句ほど掲載され4冊出版されてました。年令が近いので共感できる句が多いのでしょうね。
「健康川柳」一日一句医者いらずという副題で、毎日新聞が毎日放送と共催で進めた企画で読者から募集した句から選んだものを発表しソレを本にまとめたものです。各月に30句以上ありますので全部で370句くらい掲載されているのでしょう。
ここで私が気に入った句は
「続けよう 3日坊主を 何度でも」大鹿新次
私のように、次から次へと新しいことに興味を持ってはじめる者へのエールに聞こえます。
「いやな事見ない聞かないしゃべらない」中岡美代子
これは大事なことですよね。
「わたくしに暖かいのは便座だけ?」 宮林重夫
事実はどうかはわかりませんが、こういうところを句にするセンスは素晴らしいですね。
「うちの風呂癒しの旅の疲れとる」 きよつぐ
わが家ではいつも旅行から帰ると、「アー、うちが一番」と言います。その心境は皆さん同じなんですねー。
こうした川柳を本で読むだけでなく、自分でも作れるようになったらなと思います。
「冬の日はトイレに行くにも防寒着」早速作ってみました。朝は暖房が切ってあるので家の中でもトイレは冷えているので防寒着をパジャマの上にしっかり羽織って行きます。この句を家族に披露したらトイレが家の外にあるみたいと言われてしまいました。昔の田舎のトイレは家の外にあったのですよね。今時そういう家はないと思うのですが・・。それで
「冬の日はリビング出るにも防寒着」と変えました。暖房の効いていない部屋に出るのは、どこであっても寒いのですよね。
興味を持つものがちょくちょく変わるので落ち着きがないと思われるかもしれませんが、前に興味を持ったものはそれなりに続けていますので念のため・・。
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最終更新日
2017.02.21 19:10:36
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