今日も良い天気です。ミニバラもかなり芽を吹き始めていますので、早いうちにもう一度イオウフロアブルを撒布しておかなかればいけないなとは思っているのですが。なかなか出来ません。
誹風柳多留30編は飛ばし29編
「ざんねんさもう孝行はならぬ也」
孝行をしたいときには親はなしの類義句ですね。
「産んだ夢見て夜の長い里の母」
嫁入りした娘が出産間近なのでしょうか。夢に見て無事出産を願う母心でしょうね。
「鉢植えの梅日当りを追回し」
わが家でも珍しい鉢を買った時は、こんなことをしているときもありました。
28編
「俄雨水かけろんをおんながし」
堂々巡りの水かけ論をしている最中に俄雨。急いで逃げていれば頭も冷やされ落ち着いて、水掛け論も流されますね。
「引越しの道具配料猫をだき」
道具配料とはどういう意味かわかりません。引越し道具の置き場所を差配する人のことでしょうか。差配する人は作業をせずに猫を抱いているということですかね。猫好きの人でしょうね。
「風鈴を扇でならす暑いこと」
クーラーのない江戸時代では、暑さしのぎは団扇で扇ぐか風鈴の音くらいでしょう。風がないから扇で鳴らす。じっとり汗が吹き出そうです。
「ふく水盆にかへり内々で入れ」
覆水本に返らずのはずなのに、いつの間にか戻っていた。内緒で入れたんでしょうね。実際のことはなかなか戻りませんね。
「おとなしい息子にわかにどらになり」
おとなしく良い子だった息子がいつのまにかどら息子になっていたということですかね。それもまた過ぎればいっぱしの大人になってくれることでしょう。
27編
「もつれた糸嫁にわたして目をこすり」
縫い物が得意だった姑も歳にはかないませんね。針を通すのはまだ出来てももつれた糸は手に余ったということでしょう。江戸時代は糸も貴重でしたでしょうから一生懸命解くでしょうが、現代だったらあっさり切ってしまうでしょうね。
「木か枝か葉かさぼてんはしれぬ也」
ふーん江戸時代にもサボテンがあったのですね。
「行き丈の合わぬを親の嬉しがり」
普通は選んだ着物の丈が合わなければがっかりするのですが、この句は子供が成長して丈が合わなくなったのを親が喜んでいます。現代でも親心はまったく同じです。
誹風柳多留の中には何を意味しているのかわからない句もたくさんあります。もうじき図書館から全句の解説された本が借りられそうなので、その解説を見ればよい句が見つかるかもしれません。その時はすこし難解な句もご紹介できるかもしれません。でも今度借りられる本はどれくらいの厚さと重さがあるのかちょっと心配なんです。
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最終更新日
2017.03.05 11:10:36
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