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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2007.07.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類

『夏の夜のおしゃべり』と出して、文芸春秋8月号に、
塩野七生女史が寄稿しています。

いろいろ書いてあるのですが、ちょっと面白いな、と思ったのが、
今、もの凄く売れているらしい、坂東眞理子著『女の品格』について、
触れているところ。

いわく。
「この書物は、つまらない男にとってのみ好都合な、
ツマラナイ女の大量生産に最適だと思う。だけどなぜ、この日本では、
つまらない女ではやっていけるはずのない高級官僚を経験した人が、
つまらない女の大量育成にこうも熱心になるのだろう・・。」

私も、「女の品格」をパラと立ち読みしただけですので、
あれこれ評する立場にはないですが、ただ、パラパラ見ながら、
「なんで、こんな修身の教科書みたいな本を、
人はありがたがって買っていくのだろう・・」
と思ったことは確かです。

どこが、面白いんだろう・・って。
もっとも、売れている本に対する、嫉妬7分でありますけどね。

ローマにいましたから、塩野七生女史と、何回かお食事したことがあります。

その1回は、駐在員主婦の会が催した、「塩野七生さんを囲む会」でありまして、
彼女は冒頭真っ先に、憎々しげに言ったものでした。
「私、原則、主婦の集まりに出るのは、お断りすることにしているんです」と。

塩野さんって、どちらかというと「私は、天下の塩野七生よ~」という方でして、
中曽根さんがねぇ~、とか、誰それさんがねぇ~・・と
政界財界の大物の名前を頻繁に出され、いかに、
そういう方たちと近しいか、をひけらかす・・という
ある意味「嫌な女」の部分があります。

でも、その主婦の会もそうだったのですが、彼女の嫌う我々主婦達が、
実に自分の本を読んでいるか・・を知った瞬間から、
キリリと、気さくで親しみやすい女性に変わったのでした。

別のときですが、塩野さんをご自宅まで、お送りしたことがありました。
別れ際に、ふと振り向いた、その後姿は、
守ってあげたいと思うぐらい、華奢で寂しげではかなげで、
ああ、この人は、本当は寂しい人なのかも・・と思ったのでありました。

さて。
皮肉にも、塩野女史が、ボロクソけなしたその坂東女史が、
同じ8月号に、自分の半生を語っているのです。

そこには、絵に描いたような、マジメで努力家で正しく優秀な、
社会的にも家庭的にも成功した一女性さくらがいるわけですが・・。

私は、勝気で強気で、底意地の悪い、いかにも『嫌な女』
の塩野女史に、より、親しみを感じてしまうのですよね。

これって、なんででしょうね。
「きれいごとを言わない女」だからなんだろう、
と私は分析するわけですが、
私の周辺はきっと、
「自分に似ているからだろう」と、言うのだろう・・な。四つ葉






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Last updated  2007.07.17 18:50:41
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