神谷ちづ子・ついつい・一言

「赤穂浪士が歩いた道」を辿りましょう・・という集まりに参加してきました。

両国の吉良邸から歩いて、高輪の泉岳寺まで。１１キロ。
四七士が辿った道、というのは、どこの角をどう曲がったか・・まで、
詳しく検証されているんですね。

彼らが手負いながらも２時間半で辿った道を、
途中築地でランチもいただきながら、かつ、一部、地下鉄まで乗りながら、
ほとんど１日かけて辿ったのですが、まあ、お疲れさん、でした。
昔の人はタフだった！

浅野家の上屋敷跡は、今、聖路加病院になっているんですよね。
日本テレビの建つところは、あの頃は松平家のお屋敷だったんですね。
浅野内匠頭が、切腹させられた田村家跡は、今、再開発中で、工事中でした。
近くの和菓子屋さんの『切腹最中』が、人気なんだそうです。

最終地点、四七士と浅野内匠頭が眠る泉岳寺には、
素晴らしい『義士会館』なるものが、建っているんです。
義士たちの遺品などが、飾られているのですが・・
まあ、りっぱな資料館でありまして。

義士会というのが、あるのだそうですね。
主に、義士達の子孫で作られている会で、かなり力のある組織らしい。
義士会館も、そういう後ろ盾があって・・なのでしょうねぇ。
なんだか、凄い
なるほど、赤穂浪士のストーリーは、永遠なんです。

今回、古い地図と比較しながら・・の道のりだったのですが、
あの頃はここから富士山が見えた・・とか、
あの時代は、向こうに房総半島が見えた・・とか。

今は、灰色のビルが不機嫌そうに立ち並ぶばかり。
日本は、なんとも殺風景になってしまったものです。

★　写真は泉岳寺の義士会館。