なにかと言われていた木村拓哉のドラマ『CHANGE』が夕べ最終回を迎え、
ビデオリサーチによる視聴率で27.4%(関東地区・世帯平均)を記録したそうです。
これは、08年ドラマ視聴率(1月から7月14日まで)においても
『ごくせん』(初回)の26.4%を抜いて最高値だったそうで。
あんまり大きな声では言えませんが、結構、キムタク・ドラマファンです。
キムタクの演技は、一本調子で、
誰かを演じているのでなく、いつも木村拓哉だ・・なんぞと巷間言われていますし、
バラエティーなんかに出ている彼は、さほど好きでもないのですが、
彼のドラマは、やっぱり面白いですもん。
今回も、総理大臣をキムタクがやるなんて、あまりに乱暴・・などと
あれこれ、言われておりましたが、
「こういう総理大臣がいるわけがない」を、
→「こういう総理大臣がいてもいいよね」に上手に持って行った、
なかなかに、上手く作ったドラマだったように思いますね。
最終回、総理大臣である彼の長い長いスピーチが延々流されました。
20数分、あったとか。
これが、果たしてよかったのかどうか。
台本があったのか、どこからが演技でどこからが素だったのか・・
その辺は分かりませんが、
キムタクはやっぱり凄いと思わせる20数分間でありましたよね。
つっかえたところも、演技に強引にしちゃっていたし。
我ながら青臭くて嫌なんですけれど、
久しぶりにメッセージ性を持った、
臭いけれど、作り手が「こういう政治を目指して欲しい」というのが、
ヒタヒタ伝わるドラマでありました。
制作側、脚本家に、
熱い思いがあったのだと思います。
これで、現実も即解散・・となると、なかなかに、ドラマチックだったでありましょうがネ。
それにしても、彼のドラマに惹かれるのは、
他に、面白い見るに耐えうるドラマがないから。
ほんと、いい大人のドラマを、切望するばかりでありますよ。