神谷ちづ子・ついつい・一言
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ものいわぬは はらふくるることなりて。 言いたいこと、いっちゃいましょ。
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昨日8月2日は、全国で花火大会が開催されたようです。 花火には、浴衣。 これは、もう若い世代にはセットになっているようで、 夕方の電車にも、大勢の浴衣姿の若者が乗り込んできて、 「おうおう、日本の着物も、再認識されているのだなぁ」と感慨しきり、でありますね。 それにしても・・。 なんで、若者の浴衣姿って・・あんなに、貧乏臭いのでありましょうか。 いろいろ、華やかに飾りをつけたり、小物を持ったり、髪を飾ったりしているのですが・・ それがよけいに、なんというか、暑苦しくだらしなく、安っぽくしている・・。 浴衣というのは、キリリと涼しげに清楚に着るものではなかったか。 今の彼らの浴衣姿って、まず、衣紋をぬき過ぎで、娼婦のようである。 胸の辺りも、なんともキュとしてなく、だらしが無い。 装飾過剰で、涼しげに見えない。 ミョーに凝っているくせに、安物なもので、ゴチャゴチャな印象がぬぐえない。 おまけに姿勢が悪いものだから、およそ「キリリ」と見えない。 着物文化が若者に見直されている・・というのは、とてもいいことなんですが、 大事なところが、スポッと抜けちゃっている・・とそんな感じでありますよねぇ。 昨日は、近くの早稲田大学で、オープンキャンパスが開かれていたのですが、 そこに、浴衣姿で参加していたカップルを見かけました。 違うだろ・・と思ったのでありますが。 でも、これって、我々大人がちゃんと見本をみせてこなかったから、 なんですよね。 ずっと長いこと、着物から遠ざかっていた我々の世代。 私なんか、今だ、満足に自分ひとりで着られないですものね。 若者のことを、アレコレ言う資格はないんです。 でも・・。 ここで、しっかり基本を教えてあげないと・・まずいだろう、と思ったのでありますが。 夏の暑い宵。 余計暑苦しくなりそうな、浴衣姿を横目に、 ちょっと、憂えたのでありました・・。