NY帰りの八王子と川崎の女子高生が、
新型インフルエンザに感染したことが分かり、
とうとう、首都圏にもやってきた・・と、朝から大騒ぎになっています。
ネットでは、「こういう状況下でノコノコアメリカに行くなんて非常識、
とんでもない無責任な行動」と非難が殺到、
テレビのコメンテイターも、
「あんなに感染者が出ているアメリカに、この時期
行かせるなんて、考えられない」なんてこと、言ってましたっけ。
気の毒に、女子高生の学校の校長先生は、
「模擬国連への参加を中止することも考えたが、子供たちにとって、
何にも代え難い経験と思い参加させた。
このようなことになってしまい、わたしの不徳の致すところ。
みなさんにご迷惑をおかけした、申し訳ありません」
と涙ながらに陳謝していました。
日本人って、おかしくないですかね。
海外に行ったら、感染する・・みたいな思い込み。
このグローバル時代に、アメリカに行ったと、非難する田舎者根性。
感染したことが、まるで悪のような捉え方。
模擬国連参加という、貴重な体験のチャンスを、
ウィルスが怖いと、取りやめる方が、おかしいでしょ。普通。
たまたま、感染してしまった、ということは不幸だったにせよ、
校長先生が、謝罪することではない。
私は、NYに生徒達を行かせてあげた先生は、
正しい判断だったと思いますね。
そもそも、毎日飛行機が世界中を飛びまわり、
大勢の人が行き来している世の中で、
感染拡大を押さえ込もうなんて、無理な話なんです。
これから私達がやるべきは、仮に罹ったとしても、
死に至らないですむような、そういう対策を講じること・・なのではないか。
マスコミは、やたら煽るばかりですが、
感染した人たちの、症状はどの程度のもので、
何人がすでに回復したのかも、報道するべきではないのかな。
マスク、マスクとこれまた騒いでいますが、
そこらのマスクで、感染は防げないことも、
きちんと報道すべきでありましょう。
庶民もマスコミも、政府もなんですが、
どうも、この件に関して、思考停止になっているのではないかと、
思えて仕方ないんですけどね。