スポーツ報知の記事だそうですが・・。
『福田衣里子氏、出馬表明10か月ダウンせず「筋肉ついた」…「長崎2区」』
とのタイトルで以下のような内容が書かれていました。
「長崎2区は、薬害肝炎訴訟原告で「命をつなぐ政治を」と訴える、
民主党期待の新人・福田衣里子氏(28)と、2007年に原爆投下について
「しょうがない」という発言で防衛大臣を辞任に追い込まれた
自民党・久間章生氏(68)が激突する。
民主の追い風に乗り、清新なイメージが強い若き刺客が、
連続9回当選の大ベテランの地盤を揺るがしつつある。
年齢差40歳の対照的な2人に、どんな結末が待っているか。
「私自身、強いもののために虫けらのように踏みつぶされそうになった
命の一つです。このままの政治が続けば、
社会的に弱い立場の人たちはもう生きていけなくなる。
生き残りをかけた戦いなんだと思っています」・・(中略)・・
昨年9月18日、小沢一郎前代表に口説かれ、出馬表明してから10か月。
一日もダウンすることなく走り続けている。
「毎日いろんな方と会ってパワーをもらってるんでしょうね。気合が入ります」。
手を振り、握手を重ねて引き締まった腕を「筋肉ついたんですよ」と、
福田氏は誇らしげに披露した。
「彼女は相手を攻撃して自分が有利に、という性分じゃない」
と山口選対事務局長が断言するように、福田氏は久間氏の失言に触れず
正攻法の主張を貫くが、周囲が痛烈に援護射撃する・・・(後略)」。
なんだか・・いいんですかね、こういう記事。
私はどちらを応援するものでもないですが、これ、
ほとんど、福田氏支援記事そのものじゃないですかね。
スポーツ紙といえども、実質選挙戦が始まっている今、
こういう不公平な記事を書いて・・許されるのでありましょうか。
麻生さんが「年寄りは働くしか才能がない」と
どこかでまた失言した・・という記事が踊っていました。
細田幹事長が「国民のレベルが低い」と言ったとかで、
これも大げさに取り上げていた。
話した内容の流れを全部聞けば、さほどのニュアンスではないのに、
その中の一言だけを強調して、挙げ足をとる。
日本のワイドショーでは、きっとさらに大騒ぎで、
ああだこうだと、叩いているのでしょう。
日本のマスコミはなんとしても、民主政権にしたいのですね。
だけど、職権利用してここまでの「偏向」をしていいのだろうか・・。
前回、郵政民営化総選挙の時も、私は外国にいて騒ぎの外にいたんですが、
刺客という言葉に日本中が興奮し、
郵政民営化反対派は国賊だ、のような、魔女裁判の印象がありましたっけ。
選挙を終え、冷静になって、
大いに反省があったのではなかったか。
マスコミの威力を抑えることはできないのでしょうが、
日本の明日が決まる大事なこの選挙、間違っても「間違った選択」をしないように、
日本人の民度が高いことを、遠く異国から祈るばかりであるのです・・。