昨朝でしたっけか。JSTVの「おはよう日本」で、
福島第一原発の浄化システムが作動し始め、
これで、安定冷却までの期間も、大分前倒し出来ると、
アナウンサーも慶事のごとく、高揚気味、
細野担当官も、得意になって記者会見してましたっけ・・。
日本時間の朝7時のニュースを、8時間遅れで放送するので、
責めるわけにはいかないのだけれど・・恥ずかしいよね。
だって、そのわずか5時間足らずで、
セシウム吸着装置の放射線量が交換の基準値に達してしまって、
放送時にはすでに運転停止に追い込まれていたわけですから。
このJSTVニュースの少し前には、France24チャンネルで、
あっという間に、運転停止になってしまったことを、
報道してましたしね。
しかし・・なかなかうまく進まないのですね、事故処理。
最近、やたらミスが多いような気もするのですが、
現場のスタッフは、くたびれ果てて、
もう、体力的限界を超えているのではないですかね。
とにかく、国を挙げてこの事故収束をなにがなんでもやり遂げないと、
日本のあらゆることが進まないのだと思うのですけれど、
国も、メディアも、飽きちゃったのか、
反原発だ、太陽エネルギーだと、派手な方向にばかり目を転じていて、
なんとなく、事故収束に対する強く熱い意志、というのが、
感じられないんですね。気のせいならいいけど。
小出裕章氏がラジオで語っていましたが、
チェルノブイリの事故処理に、ソ連は
80万人もの人を、動員したのだそうです。
それくらい大勢の人を動員しないと、被曝量の問題等を、
クリアできないのでしょう。
「日本にそんなことが、出来るとは思えない」と
彼は嘆いていましたが、東電に任せっきりにしないで、
最大限の力を、事故収束に注いでもらいたい、と思うのですけどね。
汚水の量も、ほぼ限界なのでしょ。
循環水システムは・・トラブル続きだし。
世界は、けっこう厳しく見守っていると思うのだけれど・・。